「真実はいつもひとつ!」

「名探偵コナン」ゆかりの鳥取で地方視察デビューを果たし、すっかりご満悦な片山さつき地方創生担当大臣。10月2日に発足した第4次安倍改造内閣で、唯一の女性閣僚として念願の初入閣となった。

しかしそれから2週間あまりで“文春砲”が直撃。
10月18日に発売された週刊文春が報じたのは、片山大臣が「国税当局に口利きをして100万円を受け取った」という疑惑だ。

国税当局に口利きで100万円?

記事によると、2015年に、ある製造業の会社が、税制上の特典が受けられる「青色申告」の承認を、税務署から取り消されそうになった。

そこで会社経営者は、片山大臣の私設秘書だった南村氏に相談。すると南村氏は、国税庁側に働きかける着手金として、100万円を求めたという。経営者は指定された口座に100万円を振り込んだが、事態は進展せず。

そこで片山大臣に直談判したところ、その場で片山大臣自ら国税関係者に電話したが、繋がらなかったという。

一方で、経営者に「うまくいったら100万円なんて決して高いものじゃないわよね」と発言したという片山大臣。

しかし結局「青色申告」は取り消しに。
経営者が振り込んだ100万円について南村氏に尋ねると、「片山に取られた」と言われたという。

会社経営者はFNNの取材に対して、記事の内容を大筋で認めている。

疑惑を否定「可及的速やかに名誉毀損で訴える」

「不正確な内容が掲載されていることが大変残念に思います」
10月18日に行われた会見で、そう話した片山大臣。

さらに、「私がまるであたかも100万円を要求して、国税の税務調査に介入したかのように誤解されかねない内容。特定企業に口利きをしたことも100万円を受け取ったこともまったくない」
「私の政治家としての社会的評価が著しくおとしめられているので、現在、当該週刊誌を可及的速やかに名誉毀損で訴えさせていただく準備をしている」と続けた。

一方同じく18日夜に、元私設秘書の南村氏も会見し、疑惑を否定。

「青色申告の取り消しなんて受けるはずがない。そこが言いたかったからこの場を設けました」

また、記者が「100万円を受け取ったのは事実か?」と尋ねると、「いただいたことは事実なんですよ」と話した。南村氏は税理士の資格を持っていて、100万円は税理士の仕事で得た報酬という。

主張は食い違い、疑惑は深まるばかりだ。

事実だった場合の罪は?

片山さつき大臣だけでなく、これまでも政治家に浮上した「口利き疑惑」。
罪に問われる可能性について、みずほ中央法律事務所の三平聡史弁護士は「議員が行政に働きかけることは適法だが、見返りに金品を得ると罪に問われる」と解説した。

また、斡旋の内容によって、問われる罪の重さに違いがあるという。

三平弁護士によると、政治家などがお金をもらい、その対価として公務員に何らかの働きかけをした場合は、『あっせん利得処罰法違反』として、懲役3年以下。
一方、同様にお金をもらった政治家などが、公務員に働きかける内容が、本来やってはいけないような不正を要求した場合は『あっせん収賄罪』として懲役5年以下となるという。

真実はどうなのか、今後に注目だ。

(「めざましテレビ」10月19日放送分より)