わいせつ動画を”会員制サブスク”で

車の中でうつむくこの男、熊本県の無職・石原新也容疑者(36)。石原容疑者は、自身が運営する“あるインターネットサイト”で、児童ポルノを販売していたとして埼玉県警に逮捕された。

逮捕された石原新也容疑者(36)(19日午後 行田署)
この記事の画像(4枚)

販売の手口はこうだ。 石原容疑者のサイトを閲覧するには、外部のページで、有料のプレミアムアカウントを購入。そのアカウントをサイトで入力し、登録することで、わいせつな動画が見放題になるという仕組みだった。いわば会員制のサブスクだ。

会員登録料は、期間に応じて異なる。期間は、30日、75日、180日、365日などに分かれていて、料金も30日ならば、およそ1800円、365日ならば、およそ1万円などと決まっている。会員およそ400人。石原容疑者は3年間で少なくとも1000万円以上を荒稼ぎしていたとみられる。

ネットパトロールでわいせつ動画サイト発覚

 2020年12月、埼玉県警の捜査員がネットパトロールをしていたところ、当該のサイトを発見。IPアドレスの解析などから熊本県に住む石原容疑者が浮上した。サイバー空間の取り締まりに、都道府県は関係ない。端緒をつかんだ埼玉県警が、“熊本の男”に対する捜査に乗り出した

捜査員が家宅捜索に入ると、石原容疑者は抵抗する様子を見せたという(画像は行田署)

10月18日午後、捜査員が熊本県内の石原容疑者宅に入った。決して広くはない部屋には、PCやサーバ、HDが、所狭しと置かれていた。「待ってください」などと抵抗する様子を見せる石原容疑者。

捜査員がざっと見ただけでも、PCなどからは、数千の児童ポルノの動画データが確認されたという。その後、熊本県内で逮捕状が執行され、空路で移送された石原容疑者は、行田警察署まで連行されたのだった。

石原容疑者は「生活費が欲しかった」などと供述している(19日午後 行田署)

容疑者「わいせつ動画販売間違いない。生活費欲しかった」

この類いのサイトで売り買いされるデータには、子どもが騙されて撮影されたものなども少なからず含まれているとされる。「言うことを聞けば芸能人になれるなどと嘘をいって、撮影するという例もあります。こういう悪質な犯罪の根を断つためには全国どこまででも追い詰めますよ」(捜査関係者)

調べに対して石原容疑者は「自分が立ち上げたサイトで児童ポルノを販売したのは間違いない。生活費が欲しかった」などと容疑を認めているという。埼玉県警は、動画データの仕入れ先など、さらなる捜査を継続中だ。

(フジテレビ社会部・埼玉県警担当 金子聡太郎)