現在、unCompany gamesで開発中のゲーム「ぬすんであそぼ! ドロボー幼稚園」。2021年11月のリリースを目指し、プロジェクトチームはてんてこ舞いである。

 実は、unCompany gamesの母体は「株式会社ソノリテ」というIT企業なのだ。主にMicrosoft系の技術を扱い、コンサルティング、システムの総合保守サービス等、どちらかというと「お堅いイメージ」の仕事がメインだ。そんな中で立ち上がったゲーム開発プロジェクトは、チームメンバーの全員が「ゲーム開発未経験」という、前途多難なスタートだった。


 ディレクター・樋口秀光に聞いた裏話を、インタビュー形式でお届けする。



■僕たちはゲームの面白さをまったく理解できない人たちの集まり


──前途多難なスタートだった、とのことですが。


 はい。まず、僕たちにはFPS(※1)とか、人狼(※2)みたいな勝ち負けを本気で競うようなガチゲーはつくれないってところからスタートしました。


 なぜかというと、僕たちはそういうゲームの面白さをまったく理解できない人たちの集まりだったんです。なんていうか、あまり体育会系の人たちではないので(笑)、競争とかそういうのがみんなどちらかというと苦手なタイプです。


 そこで、自分たちが遊びたいゲーム、ざっくり言うと、仲のいい人と気軽にやれて、たまにお酒飲みながらやったりとか、仕事の疲れを忘れられるゲームってどんなのだろうって考えたとき、このゲームの原案が浮かびました。


 最初はただただドロボーをするゲームでした、「やっちゃいけないこと」を堂々とできて、ちょっといたずら感のあるゲームがいいなっていうところでメンバーの価値観が一致したんです。


 でもあるとき、それだけじゃまだコンセプトが弱いってなって。

 じゃあ本当に「大人がやっちゃいけないことってなんだろう」って思ったとき、僕たち=大人、がいつも我慢していることを考えました。

 それが「泣くこと」や「怒ること」そして「慰めてもらうこと」でした。


 僕たちが作るゲームが『ドロボー幼稚園』に決まったのはこのときからです。


■オギャリたい大人たちを肯定する


──「泣くこと」や「怒ること」、「慰めてもらうこと」というのは、たしかに大人になるとなかなか大っぴらにはできないものですよね。


 そうですよね。甘えてるって思われるかもしれませんが、僕自身、大人でいることがすごくストレスなんです。毎日仕事上で失敗を恐れる日々、決まった時間、決まったマナー、周りに合わせて、型にはめて過ごすことが非常にストレスで、自由がないように感じます。

 たぶん、同世代のみんなが大人になるタイミングで、どこかで何かに乗り遅れてしまって、大人になりきれなかったんだと思います。



 長い間ずっとそれがコンプレックスだったんですが、会社でこのゲームの企画が通った時に少し考え方が変わりました。

 僕の甘えが許されることで、同時に許される人も世の中にはいるんじゃないかって。


──なるほど。樋口さんと同じようなひとが、世の中にはもっといるかもしれませんね。


 なので、ドロボー幼稚園をはじめとして、今後もunCompany gamesでは幼稚なことをどんどん取り入れていくし、「大人げなさ」を大切にしていきます。ゲーム制作を通じてオギャリたい、バブりたい大人たちを肯定していきたいですし、そうやって僕自身が許されたいです。


■無邪気でかわいい自分たちの姿を残せたら、ゲームを遊んだあとも癒される


──ドロボー幼稚園では、遊んだ記録が残る機能があるそうですね。


 はい。ドロボー幼稚園では遊んだ記録を自動的に日記として残す機能を実装しています。


 「思い出を残す」という行為は、活動を記録すること、つまり自分が生きてきた記録を残すということですが、ここ十数年で人々の思い出もどんどんデジタル化、オンライン化が進んでいます。

 実際に最近はYouTubeやTikTokがホームビデオ代わりに利用されていたり、TwitterやInstagramはアルバムや日記としての役割を担っています。


 僕たちはそういったSNS上に、無邪気でかわいい自分たちの姿を残せたら、ゲームを遊んでる時もそのあとも癒されることができるんじゃないかと考えました。


 ドロボー幼稚園の日記機能は、ユーザーのゲーム中の行動ログを自動で取得し、かわいい文体で記録するようになっています。

 アクションや、リアクションもYouTubeなどで動画映えしやすいようにワチャワチャ感を重視して開発しています。


 そうやってユーザー同士のつながりや、コミュニケーションが思い出として残ることで、絆を感じることができる、孤独じゃなくなる、ドロボー幼稚園はそんなゲームになったらいいなと思います。


■クラウドファンディングで「甘えは許されるか」確かめたい


 これは宣伝なんですが。

 いま僕たちはドロボー幼稚園が皆さんにどれだけ必要としていただけるのかを知るために、CAMPFIRE様にてクラウドファンディングを実施中です。



──クラウドファンディングで支援者を募ることで、「ドロボー幼稚園」に需要があるかどうかをたしかめたいということですか?


 そうですね。

 そして、この結果次第では僕の甘えってやっぱり許されないのかなって、大人にならなきゃいけないのかなぁとかそういう不安にまた引き戻されることに……、いや、それはまぁいいとして……。

 僕たちは、僕たちと同じように「大人になりきれなくても許されたい」って気持ちのひとが、世の中にはきっとたくさんいると信じています。

 「大人でいるのって疲れる」「本当は子供みたいに遊びたい」「だれかに優しくされたい」、こういう価値観に共感いただけましたら、是非ともご支援をお願いいたします。

 特別なリターンを用意してお待ちしております。


クラウドファンディングはこちらから

https://camp-fire.jp/projects/view/484725



※1 FPS

ファーストパーソン・シューティングゲーム( First-person shooting game )の略。シューティングゲームの一種で、操作するキャラクターの本人視点でゲーム内を移動し、武器などを用いて戦うコンピュータゲーム。


※2 人狼

人狼ゲーム。基本ルールは、「市民側と人狼側に分かれ、市民側に扮して人間を滅ぼそうとする人狼を会話の中で推理し、処刑する」というもの。様々なアレンジのパターンがあり、その種類は多岐に渡る。




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