厚労省が「全国クラスターマップ」を公表

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、厚生労働省は15日、「全国クラスターマップ」を作成して公開した。

これは、国内で報告された新型コロナウイルスの感染者に関する報告を基にした追跡調査の結果、感染者間の関連が認められた集団(クラスター)を地図上に表示したもの。

なお同省では、3月1日に「新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために」という文書を公表し、重要なのは感染の拡大を最小限に抑えるために、小規模な患者の集団(クラスター)が次の集団を生み出すことの防止だと説明していた。
(参考記事:スポーツジムやビュッフェも今は避けて…厚労省が新型コロナの「集団感染防止策」を新たに公開)

厚生労働省が公表した15日12時時点における全国クラスターマップ

クラスターが発生したのは10都道府県で計15カ所

マップを見ると、クラスターが発生したのは10都道府県で計15カ所。兵庫の3カ所が1番多く、続いて緊急事態宣言を発表している北海道をはじめ、愛知、千葉が2カ所。東京、神奈川、大阪、新潟、和歌山、大分が1カ所ずつとなっている。

クラスターの規模では、最も多い50人以上(赤色)の感染がライブハウスを介した感染が確認された大阪の1カ所。10人以上(青色)の感染で、屋形船を介した感染が確認された東京など10カ所。小規模の5人以上(緑色)の感染で、スポーツジムを介した感染が確認された千葉などの4カ所となっている。

この分類は東北大の押谷仁教授、北海道大の西浦博教授らの分析に基づき作成された。
なお、この報告数は15日12時時点のもの。地方自治体の報道発表などに基づき、新型コロナウイルス厚生労働省対策本部が集計した速報値に基づくもので、随時更新されるという。

厚労省では、集団感染の共通点として「換気が悪く」「人が密に集まって過ごすような空間」「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」と注意喚起をしているが、自分の住む地域でクラスターが発生していないかもしっかりチェックしておこう。



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