爆発的な感染続くイタリア…現地からのレポート

イタリアでは新型コロナウイルスで死亡した人が5000人を超え、深刻さを増している。

 
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・イタリアでの感染者数5万9138人、死者数5476人(3月23日午後1時時点 ジョンズ・ホプキンズ 大学HPより)

3月21日からの2日間で死者数が1400人以上急増するなど、爆発的な感染はいまも続いており、現地では信じられないような惨状が広がっていた。

 

死者数が爆発的に増え続けているイタリア北部のとある教会では、火葬場の稼働が間に合わず、棺桶が床を埋め尽くしていた。
さらに、新聞をめくるとお悔み欄が10ページにもわたって掲載…こうした中、イタリア政府は4月7日までの外出禁止を決定している。

街はいま、どうなっているのだろうか。
外出許可を得ている、イタリア・ミラノ在住の王子林美さんが「直撃LIVEグッディ!」に現地の様子を伝えてくれた。

 

王子さん:
外に出てはいけないので、街はものすごく静かです。ほぼ人がいません。(外出を)許可されているのが、スーパーに行くとき、銀行、郵便局、薬局。

 

王子さん:
こちらの薬局では、というかほとんどのお店では、こんな感じでドア越しに販売をするんです。お客さんとの距離を保つためだということなんですけど…


薬局などへの外出は許可されているものの、営業しているわずかな店も、ほとんどが中に入ることができないという。
さらに外には、こんな看板も。

 

「この文字を見ているやつはバカだ #わたしは家にいます」

この看板を読んでいることを批判し、自宅待機を呼び掛けるものだ。

イタリアが直面する「高齢化社会」問題

イタリアでは今月に入ってから死者数が日ごとに増加し続け、22日は一日で795人が死亡した(WHO調べ)。

 

この状況にコンテ首相は「第2次世界大戦以来、この国が経験している最も困難な危機だ」と発言。

世界の死亡者の推移と比較しても…

 

イタリアの死者数や致死率は、イランやスペイン、フランス、韓国などの中国以外で感染者が大きく増えている国と比較しても抜きん出て多く、3月20日の時点で死亡した人の数が中国を超えたことが分かる。

今、イタリアで何が起きているのか?

イタリアの死者数が急増している理由は、日本も同じ問題を抱える「高齢化社会」にあるという。
イタリアでの人口に占める高齢者(65歳以上)の割合は23.3%、日本の28.1%に次ぐ世界2位であり、高齢者の感染者の急増に医療システムが追いつかず、人工呼吸器が足りず医療崩壊が起きているというのだ。

一部現地メディアによると、患者が多すぎて医療機器が足りず、60代以上の患者には人工呼吸器が使えない状況が発生しているという。

 

世界中の新型コロナウイルスとの戦いの日々に、終止符が打たれる日はいつ来るのだろうか?

(「直撃LIVE グッディ!」3月23日放送分より)