「この3週間が分かれ道」

毎年多くの花見客でにぎわう東京・目黒川だが、2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、人通りは少なくなっていた。

東京・目黒川

しかし、街ゆく人からは、「電車の中とかは、前よりマスクをつけている人が減っているなと思った」、「疲れた、先々週とかよりは人が増えたかな。ここではないけど街に」などの声が聞かれた。

政府による、大規模イベントなどの自粛要請からおよそ2週間。
“コロナ疲れ”や一部で自粛を緩めるような動きもみられる中、23日、東京都の小池知事は...。

小池都知事:
この3週間、オーバーシュート(感染者の爆発的増加)が発生するか否かの大変重要な分かれ目、分かれ道である。イベントの自粛について、引き続き、ご協力いただきますよう、強くお願いを申し上げます

小池都知事

現在の感染状況について、「海外からの帰国者や感染源が特定されていない感染者が増えている」などと説明したうえで、23日から4月12日までの3週間、引き続き、都民に対し大規模イベントなどの自粛を求めた。

今後2週間余りで500人以上感染者が増える可能性

背景にあるのは、都内での感染者が増加傾向にあること。
都内では23日、これまでに1日あたり最多の16人が感染。
また、国の専門家対策班の試算によると、今後2週間余りで500人以上感染者が増える可能性があるとしていて、都は、さらに警戒を呼びかけている。

 

小池都知事:
事態の今後の推移によりましては、都市の封鎖、いわゆる『ロックダウン』など強力な措置をとらざるを得ない状況が出てくる可能性があります。

小池都知事

さらなる3週間の自粛要請に、街の人は...。

広告関係(20代):
今後どうなるのかなという先行きが見えない中で、どこまで自粛したらいいかという線引きは、結構任されている感じがするので、どこまでやらない方がいいのかは悩ましいところ。

広告関係(20代)

福祉関係(40代):
今の自粛が緩んでいるムードは、緩みすぎかなという気もするので、もうちょっと自粛ムードに戻った方がいいのかな。

福祉関係(40代)

4月は一番活気がある時期。そのときに感染を抑えられるかが問題

三田友梨佳キャスター:
小池都知事は若者に対して集団感染を防ぐために責任ある行動を求めていますが、日頃大学生と接する萱野さんはどうご覧になりますか?

津田塾大学・萱野 稔人教授:
必ずしも症状が出ないと言われる若い人に対してどのように危機意識を共有してもらうかが大きな課題になると思いますが、一つヒントになるのは総理が一斉休校の要請を出したときに社会の雰囲気ががらりと変わりましたよね。学校という身近なところでしっかりと危機管理の対策をとるようになれば若い人も危機意思が共有されていくと思います。

萱野 稔人教授

三田友梨佳キャスター:
萱野さんの大学ではどのような対応を取っていますか?

津田塾大学・萱野 稔人教授:
入学式とかそれに伴うオリエンテーションは中止、または延期という措置をとりますし、授業開始については4月22日以降に延期したことを公表しています。
一方で授業を行わないと単位そのものをあげられないので、それ以降は何とかして授業を開始する手立てを大学でも必死で考えているところです。
4月は移動が多いですし、大学にとっても一番活気がある時期です。そのときにしっかりと感染を抑えられる対応ができるかというのが大学関係者にとって大きな問題となります。

三田友梨佳キャスター:
長引く感染拡大と先行きが見えない不安の中で疲れがたまったり少し緩みが出てきた面もあるかもしれませんが、国民の危機感が薄れてきたときこそ危ないと思います。国民1人1人の緊張感を持った行動が求められます。

(「Live News α」3月23日放送分)