新型コロナウイルスの感染予防のため始まった学校の臨時休校。そして、春休みへ。

休みが続く中、さまざまな工夫をして子どもたちは家の中で過ごしていることでしょう。

そこで、普段の小学校や中学校の勉強でもなじみ深い、簡単な発想で解くことができる“脳トレ”を全5回で企画。

もちろん、なかなか解けない場合はリモートワークをしている親たちに相談してみてください!

大人たちはシンプル過ぎて深く考えてしまったり、難しく考えてしまったり…余計な脳力を使っていることに気づくかもしれません。

■問題1■

つぎのうち、4つの仲間はA~Fのどれでしょう。








■解答■

答えは【C】です。

底辺左側の数字を底辺右側の数字で割ると頂点の数になる。

この法則が成り立つのはCの1÷1=1のみです。


■解説■

底辺左側の数字が三角形の数字の中で最大であることに気づくことができる、法則性を読み取るヒントを得ることができます。

解答では底辺左側の数字を底辺右側の数字で割ると頂点の数字になる…という解き方ですが、頂点と右下の数を掛けると左下の数になるという考え方でも問題ありません。つまり、解き方も1つではないということです。

■問題2■

数字の間にある空白に入るのはA~Fのうちどの組み合わせでしょう。







■解答■

答えは【A】と【D】です。

1+2+3=6
1×2×3=6

いずれの場合も成り立ちますので答えは2つあります。

■解説■

非常に簡単な問題で、なおかつ選択肢の最初に正解があることから【A】と即答してそれで片づけてしまった方もいるかもしれません。

あるいは逆に、答えが2つあることに気づき、どちらが正解なのか迷った方もいるかもしれません。

このように、すぐにわかりやすい答えがあるとそれだけが唯一の正解と思い込んで、他の可能性を考えなかったりする人は大人にも多いです。大人の頭が固いとされるのは、こうしたことを繰り返しているからだともいえます。

逆に、答えが2つある時にどちらかが間違っているかも…と思い込んでしまうのは、正解が1つしかないという先入観ゆえです。これもまた、頭が固くなってしまう原因ですので、ご注意ください!

■問題3■

下の3つのてんびんのうち、1つ目と2つ目はつりあっています。

3つ目のてんびんをつりあわせるには、A~Fのどれを乗せたらよいでしょうか。







■解答■

答えは【C】です。

3つ目のてんびんの左側は、1つ目の左側と2つ目の右側の和です。

しかしそのままの足し算で導き出せる【●●●▲▲▲▲▲▲▲】は選択肢にありません。

したがって1つ目のてんびんと2つ目のてんびんから●と▲のレートを導き出す必要があります。

それによると、★★=●▲▲▲▲▲=●●▲▲となることから、●=▲▲▲ということがわかります。

したがって、●●●▲▲▲▲▲▲▲=●●●●●▲となり、【C】が答えとなります。

■解説■

抽象思考のまま情報を整理する力が問われる問題です。

数字を代入する方法でも解くことができますが、そういった具体化のプロセスを踏むよりも、抽象的なままで情報を処理できる脳の使い方を覚えた方が、汎用性があるので覚えておきましょう。

この“脳トレ”は、人口の上位2%(IQ148以上)の人だけが加入できる高IQ団体「MENSA」の会員である関口智弘さんが考えたもの。あなたの“脳力”は鍛えられましたか?

『高IQ者が考えた 解くだけで頭がよくなるパズル』(集英社)

https://yomitai.jp/book/puzzle/

【大人も子どもも“脳トレ”】

第1回:「?」に入るのはなんでしょう…?
第2回:空白に入るのはなんでしょう?
第3回:てんびんが釣り合うには…?

(イラスト:さいとうひさし)