暴力団・工藤会系の組長が逮捕された。容疑は飼い犬が通行人に噛みつき、けがをさせたというものだった。

組長の飼い犬がランニング中の男性を襲う

捜査員に支えられながら階段を降りてきた男。9月28日に重過失傷害の疑いで逮捕された、特定危険指定暴力団「工藤会」中島組の組長、中島直人容疑者(79)だ。

特定危険指定暴力団「工藤会」中島組組長
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警察によると、中島容疑者は2020年7月、北九州市戸畑区で飼っているホワイトシェパードを散歩中、通りかかった50代の男性の尻を犬がかみ、擦り傷などを負わせた疑いが持たれている。

資料:ホワイトシェパード

事件当時、シェパードはリードでつながれていたが、中島容疑者はそのリードを持っていなかった。

そこへランニング途中の男性が出くわし、シェパードを刺激しないよう道路の端をゆっくりと歩いていたということだが、犬が突然、男性に襲いかかり尻にかみついたという。

男性は犬を刺激しないよう道路の端を歩いていた

同様の事件で3度の書類送検 罰金刑も

中島容疑者率いる中島組は2003年、北九州市小倉北区の繁華街で発生した「クラブ襲撃事件」など、特定危険指定暴力団「工藤会」が引き起こした数々の市民襲撃事件で実行役を務めた組織。

最盛期は20人以上の組員を抱えていたが、度重なる警察の取り締まりを受けてその数は激減。捜査関係者によると、現在は組としてほぼ機能していない状態だという。

現在の中島組

中島容疑者は以前から複数の大型犬を飼っていて、過去にもシェパードが人や小型犬を襲った疑いで3度、書類送検され罰金刑も受けていた。

警察の調べに、中島容疑者は「通行人をかんでいるところを見ていないので、分かりません」と容疑を否認している。

(テレビ西日本)