28日、中日対巨人の23回戦。優勝争いに踏みとどまりたい巨人に対し、中日は44歳球界最年長の福留孝介が8回決勝アーチを放ち意地を見せた。

 福留と言えば、見事な放物線を描くホームランアーティストだけに、派手なプレーが印象的だが、そのチームへの貢献度は決してプレーだけではない。

 この日の試合前、打撃練習をする京田に熱心に打撃指導をする姿が見られた。京田は打撃不振などにより、今季自身初の2軍落ちを経験するなどシーズン序盤は打撃に苦しんでいた。しかし、後半戦で調子を戻しつつある姿を見ると、こうしたベテランのアドバイスが生きているのだと思えてならない。

 また、今季ここまで9勝をあげ、ラストスパートで最多勝を狙うこの日の先発・柳裕也が、同点の8回裏の攻撃時に、9回もマウンドに上がろうとキャッチボールを行っていた。

 その目の前で勝負を決定づけるホームランを放った福留は、ダイヤモンドを1周した後で何やら柳に言葉をかけていた。

 そこでどんな会話があったのかは知る由もないが、ヒーローインタビューで柳が語った「(ホームランを打った時)凄くカッコいいと思った」との言葉通り、プレーで引っ張る姿勢、そして後輩を思いやる姿勢、多くの面で44歳球界最年長の福留孝介はかっこよく映るし、チームに多大な貢献をしている。