ヒトからヒトへの感染が確認された新型肺炎

ヒトからヒトへの感染が確認された新型肺炎。1月24日からの春節を前に日本でも不安が広がっている。
1月21日、取材班が向かったのは東京・銀座。
大型のバスから中国人観光客が続々と降りてくる中、よく見ると多くの人がマスクをしていない

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中国人観光客:
人が多い空港ではマスクをする。
日本の空気はとてもいい

一方、新型肺炎で死者4人が出ている中国では、電車の中で多くの人がマスク姿。対照的な光景が広がっていた。

ヒトからヒトへの感染が確認され、北京市内の薬局ではマスクが飛ぶように売れていた。

心配なのはここにきて北京市などの中国各地、そして日本やタイに加え、20日には韓国でも1人発症者が出たことだ。

この時期の日本への観光客は中国から約72万人、そして韓国からは約71万人だ。
さらに、日本からも40万人近い人が中国と韓国を行き来している。

日本国内でも感染拡大の不安が広がる

そのため「日本のどこで感染するかわからない」という不安の声が相次いだ。

60代女性:
訳が分からないからね。特効薬もないみたいだし。

30代女性:
電車・公共機関を使っているときが一番心配です。
咳をしている方もいたり、密室なのでうつってしまうのかなという心配はあります。

銀座の薬局ではマスクの売れ行きが通常の2.5倍に

さらに今起きているのがマスクの品薄だ。
銀座にある薬局へ行くと、中国人観光客が高性能マスクなどを爆買いしていた。

中国人観光客:
5種類のマスクを買った。友人と自分用のためです。

昨日からマスクを買う中国人客が増え始め、すでに売れ行きは通常の2.5倍に。
子供用のマスクは在庫がなくなってしまったという。

ココカラファイン銀座4丁目店 塚田瞬一さん:
マスクの30枚入りを10個ですとか、多い方で15個という量をカゴに入れてレジに持ってくるのが最近の傾向になっていますね。

こうした中、厚生労働省はまさにマスクの着用や手洗いなど感染から身を守る対策を呼びかけている。

(Live News it! 1月21日放送分より)