誰が海を汚しているのか、アートが問いかける。

東京・池袋の水族館。
訪れた親子が指をさす水槽の中には、大量のプラスチックごみが。

これは、23日からサンシャインシティで始まったアート展の一部。

海岸のプラスチックがテーマのこの展示。
アーティストの藤元明さんが、国内の海岸や海上で集めたプラスチックごみそのものや、ごみで作ったアート作品が並ぶ。

アーティスト・藤元明さん「(海洋ゴミが)集まっている場所は日本でも結構ある。結局、皆は画面でしか見たことないと思う。ニュースとかインターネットとか。ショッキングな見せ方とかストレートな見せ方はアートならではだと思う」

色彩のグラデーションが美しいこの作品は、拾った海ごみをその場で焼いて、丸い形に仕上げたもの。

銀色のフィルムで作品を囲うことで、海面のゆらぎなどをイメージした空間を作った。

展示を見た人は、「違うアプローチの方法で海洋環境を改善していこうというのが見えたので面白い。見る場があることによって、環境問題を考えるきっかけになると思う」、「魚たちがかわいそう」、「ゴミがあるのはわかっていたが、こんなにあるんだなと」などと話した。

今回、イベントを主催する三菱地所は...。

三菱地所 サステナビリティ推進部・天野友貴さん「経済中心だけではなく、社会的価値提供は重要なテーマと位置づけている。水族館という親和性もあるし、海の生き物に興味がある客に、海の課題についても知ってもらう機会にしたい」

藤元さんにとっても始めてとなった、水族館と連動した今回の展示。

作品を通して問題を意識すると同時に、長い目で向き合っていく姿勢を持ってほしいと話す。

アーティスト・藤元明さん「メッセージとしては、この問いはずっと解決しない。(海ゴミ問題は)誰も何ともできない話なので、それにどうやって向き合っていくのかがわれわれの問いなので考えてほしい」