9月20日の「敬老の日」に合わせて、高齢医者に関する様々なデータが発表された。そんな中で、厚生労働省は全国の100歳以上の高齢者の人数を発表した。

それによると今月15日までに100歳以上になる人は、全国で8万6510人となり、去年から6060人増え、1970年の310人から51年連続で最多を更新している。このうち女性が7万6450人にのぼり、全体のおよそ88%を占めている。

全国の100歳以上は8万6510人で過去最多(厚生労働省)
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都道府県別で見ると、10万人当たりの100歳以上の人数が最も多いのは島根県で134.75人。9年連続で最多だ。次いで高知県が126.29人、鹿児島県が118.74人となっている。一方で最も少なかったのは32年連続の埼玉県で42.4人、次いで愛知県が44.42人、千葉県が49.12人となっている。

世界最高齢118歳の田中カ子さん(福岡市)

ここで厚労省に届いた地域で話題の高齢者について抜粋して紹介する。国内最高齢は福岡市在住の田中カ子(かね)さん。明治36年生まれの118歳。田中さんは「世界最高齢」としてギネス世界記録にも認定されている。田中さんは福岡市内の高齢者福祉施設で暮らしていて、大好物のチョコレートを食べコーラを飲むなどして、元気に過ごしているとのこと。

男性の最高齢は奈良市に住む上田幹藏さん。明治43年生まれの111歳。上田さんは奈良市内の介護施設で生活していて、コロナ禍でも家族とのオンライン面会を励みに暮らしているという。

奈良県大和郡山市に住む賀川滋子さんは明治44年生まれの110歳。賀川さんは、今回の東京オリンピックの聖火リレーにおいて最高齢で聖火リレーを務めた。滋賀県彦根市に住む小野惣平さんは大正4年生まれの106歳。「達者な百歳でないと意味がない」が口癖で、髪は自分で切り、ひ孫さんの送り出しを日課としているという。

一方で、今年度中に100歳を迎える人は、海外在住者や永住外国人を含めて4万3633人で過去最多。前年度と比べて1831人増えた。

118歳の田中カ子さんの好物はチョコとコーラ

超高齢化社会へ突き進む日本では、年金や医療などに充てられる社会保障給付費は年々増加している。2020年度は123兆9241億円と過去最高を更新。21年度も予算ベースで129.6兆円になるなど先が見通せない。長寿の国の現状は、中々、厳しい。

(フジテレビ社会部・厚生労働省担当 高沢一輝)
(田中カ子の画像はテレビ西日本取材)