外交・安全保障の方針や政策立案の面で安倍外交を5年8ヶ月間支え、様々な首脳外交に立ち会い、去年9月に退任した谷内正太郎前国家安全保障局長がBSフジLIVE「プライムニュース」に退任後初テレビ出演し、安倍トランプの信頼関係の厚さを語った。

1月24日放送 BSフジLIVE「プライムニュース」

谷内氏は、「日米関係において日本は基本的にはジュニアパートナー的存在。だから会談などは日本側から申し込む。しかしトランプ大統領は自ら安倍総理に電話をかけてきたりする。非常に珍しい関係」と説明した。

その上で「国際会議などはトランプ大統領は得意ではなく、安倍総理に意見を聞くなど非常に頼りにし、信頼している。一方安倍総理もトランプ大統領が受け入れやすい言い方に配慮している」と両首脳の関係を描写した。

そして「例えばトランプ大統領は某国の首脳との会談後、安倍総理に電話してきて「I MISS YOU,SHINZO!」と話してきた」と明らかにした。つまり、トランプ大統領は不愉快な会談を済ませた直後に安倍総理に電話をかけてきて、愚痴をこぼし、癒やしを求めてくると言うのだ。これほどまでにアメリカ大統領の心を掴んだ日本の総理は、いない。

その理由として谷内氏は、大統領就任前に安倍総理がニューヨークに会いに行ったことが、始めて政治の世界に入るトランプ氏にとってはうれしかったと、また、共にゴルフをやったことが信頼醸成に非常に良かったとした。

そうした中、トランプ大統領が再選を果たす一方で日本の総理が代わった場合の日米関係上の不安、いわゆる「安倍ロス」について谷内氏は「正直大きい。他の誰かが安倍総理と同じ日米関係を構築するのは難しい。客観的に見て安倍ロスは非常に大きい」と明言した。

谷内正太郎前国家安全保障局長

谷内氏は最後に「新たな総理になれば国家安全保障局もしっかり支える」とは述べたが、トランプ再選が安倍4選につながるのではとの観測を一部裏付ける形になった。

(フジテレビ報道局 解説委員長 反町理)