「教師が“売春”で逮捕されるなんて聞いたことがない」。東京都教育委員会の担当者は驚きを隠せない様子で、そう語った。14日に行われた都教委の懲戒処分会見。その中で、都内の区立小学校に勤務する27歳の女性教師が、売春防止法違反の現行犯で、2回逮捕されていたことが明らかにされた。この女性教師は懲戒免職となった。

女性教師が“目線”を送ったのは「私服警察官」だった

去年11月5日夕方、新宿の繁華街で、女性教師は、周囲に目線を送っていた。そこに現れた1人の男性。女性教師は、この男性を“客”と思い込み、“売春”をするために誘い入れた。しかし、この男性は警視庁の私服警察官だった。女性教師は、売春防止法違反の現行犯で逮捕された。売春目的での客待ち・誘引容疑だ。

当時、女性教師は「病気療養」を理由に休職中。今年1月には起訴猶予となった。都教委では、処分の手続きを進めていたが、その矢先に再び事件が起こった。この女性教師が、2月24日、また“売春”の現行犯で逮捕されたのだ。勤務態度については「特に問題はなかった」とされているが、調査・捜査の過程で、驚きの売春の実態が明らかになった。

女性教師は売春防止法違反の現行犯で2回逮捕された(画像は警視庁本部)
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借金300万円 週に2~3回売春 「教師を続けられるとは思っていない」

「学生時代から趣味で、お金を使い、消費者金融に借金があった。借金返済のため売春をしていた」。都教委によると、売春の”動機”について、女性教師は、こう説明しているという。

借金の額は最大300万円。去年2月から売春に手を染め、その月だけで数回“体を売っていた”という。その後、7月~11月にかけては1週間に2~3回ペースで、客と性行為をして金を受け取っていたみられている。どのような趣味で借金を作ったのかは明らかにされていない。

都教委によると女性教師は「教師を続けられるとは思っていない」と話しているという(画像は都庁本庁舎)

結局、2回目の逮捕分でも起訴猶予となったが、都教委は、9月13日付けで、女性教師を懲戒免職とした。女性教師は「考えの甘さから犯罪行為でお金を得るなど大変なことをしてしまった。教師を続けられるとは思っていない」などと反省の言葉を口にしているという。

都教委は、女性教師の名前や、どこの区に勤務していたのかなど、詳細の情報を明らかにしていない。しかし地元では、すでに噂となっているのではないか。教え子達の悲しげな顔が目に浮かぶような気がする。
(画像はいずれもイメージ)