世界にも知られた“絶景インスタスポット”

徳島県の名所、祖谷渓にある崖の上に飛び出した小便小僧の像。谷底までの深さは約200メートル
その昔、子どもや旅人たちが、この岩の付近で小便をして度胸試しをしていたという逸話があり、それをもとに1968年に設置された。

秋には、紅葉、冬には雪景色と、四季折々の絶景と小便小僧の絶妙な組み合わせは観光客にも大人気。

この日も、“絶景小便小僧”には香港やロシアなど世界中から観光客が訪れていた。

しかし、今ある問題が浮上している。
崖には柵が設置され、「乗り越えないでください」と書かれた看板がある。しかし、像の足元には観光客が策を越えて入り込んで彫ったとみられる文字があった。

さらに、インスタグラム上には、一歩間違えると足を踏み外して落下しかねない崖ぎりぎりに立つサンダル履きの男性の写真が掲載されていたり、崖の淵で逆立ちする男性など、命を落としかねない危険な写真が投稿されていた。

6年で259人死亡

こうした“インスタ映え”目的の危険な撮影は世界中で問題となっている。
香港では高さ346メートルのビルのてっぺんで危険な撮影をしたり、アメリカでは野生のクマと自撮りする映像などがYouTube上にアップされている。

インドの大学の集計によると2007年11月までの6年間に世界で137件、259人が危険な自撮り“セルフィーデス”
により死亡したという。“崖の上の小便小僧”の周辺でも危険な撮影による重大事故が懸念されている。
徳島県では、観光情報サイトに注意喚起のメッセージをを掲載。柵を乗り越えて撮影しないようより強く呼びかけていく。

(プライムニュース イブニング 11月22日放送分より)