9月11日午後4時半頃、東京・千代田区でタクシーが歩道に突っ込み6人が死傷した事故。
亡くなった小林久美子さんの弟が取材に応じ、やりきれない思いを口にしました。

事故で亡くなった小林さんの弟:
元気であって、これからやってこうってところで、いきなりね、他の力が入って持ってかれてしまうっていうのは、非常に残念な思いだろうなっていう、そういう風に思いましたね。

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歩道にいた小林久美子さん(73)が、20メートルほど跳ね飛ばされて死亡したほか、タクシーに乗っていた30代の男性が重傷。9歳の女の子を含む3人が軽傷を負っています。
タクシーを運転していた山本斉さん(64)は、意識不明の重体で病院に搬送されましたが、12日  死亡しました。

タクシー運転手 山本斉さんの母親:
真面目な子だからね。たまには土曜も(仕事に)行っていたんだけどね。
亡くなっている人にね、気の毒でね

運転手「くも膜下出血」、表示灯「SOS」…その瞬間に何が

母親によると、死因が「くも膜下出血」だったという運転手の山本さん。
事故直後のタクシーの様子を見てみると、屋根の上の行灯が点滅し、車の状況を示す表示灯は「SOS」を示しています。

なぜ「SOS」の表示が出されたのか。
運転手が所属していた個人タクシー協会理事長に話を聞くと、偶発的にスイッチが入った
可能性を指摘します。

山本さんが所属する個人タクシー協会の理事長:
SOSが必要になる時は強盗とか何かですので、後ろから見えない位置で操作ができるように(運転席の)足元のこの辺りについているんですね。 多分 それは事故の衝撃で、ぶつかった衝撃でスイッチが入ったのかなと思いますけど

個人タクシーでドライバーの健康管理は、どのように行われているのでしょうか。

山本さんが所属する個人タクシー協会の理事長:
深夜に仕事をする人間には、年に2回義務付けがあるんですよ。
指定の病院か、自分のかかりつけ病院で必ずみんな2回健康診断を受けて、そのチェックは済ませています。

深夜に営業する運転手は、年に2回  健康診断を受けることが義務づけられていて、協会がチェックしているといいます。
山本さんも2021年7月に健康診断を受け、その際  異常はなかったということです。

亡くなった女性の遺族「相手側の事情も少しは…」

事故で亡くなった小林さんの弟:
まぁ、この方(タクシー運転手)お亡くなりになられたってことなんですけど、今年60いくつですし、そういう意味で、まぁ高齢者。それなりに病気持ってるし、まぁあれですね。そういうこともあり得るのかなって。
まぁそれが死んだから許せるとか許せないとか、そういう問題じゃないですけども、まぁ相手側の事情もそれなりには少し考慮できる、ということですよね、今はね。
まぁそれが本当にそうか、もうちょっと時間たってくると、冗談じゃねーよって話になるかもしれない。

タクシーの突然の急発進と事故原因について、捜査が進められています。

(「めざまし8」 9月13日放送)