電車などの撮影を趣味とする鉄道ファン、いわゆる“撮り鉄”の男2人が、鉄道営業法違反の疑いで9月9日に書類送検された。東京地検に書類送検されたのは、千葉市の男(28)と愛知県の男(23)。

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撮影スポットとして知られる、東京・日野市のJR敷地内に立ち入った疑いだ。

これは事件当日の様子を捉えた映像。速度を落とし、緊急停止しようとするJR中央線の電車。

その先では…“撮り鉄”とおぼしき複数の人が、慌てふためくように散り散りになって逃げている。

男らは橋を渡って向かってくる電車を撮影するため、近くの草むらにいた。JRの敷地内だが鉄道ファンの間では有名な撮影スポットだったという。

運転士に注意され「わかっているよ」と逆ギレ

目撃者が撮影した映像には、駆け付けた警察官が“撮り鉄“の男らに事情を聴く様子も映っている。

そして、運転士から注意を受ける音声も記録されていた。

運転士:
そこはダメでしょ。そういうルールを守っていないから、こう(電車が止まる事態に)なるんじゃないですか。皆さんの(安全を守る)ために電車止まっているんですよ。

“撮り鉄”:
わかっているよ。

運転士:
あとは警察の人と(話して)ください。

侵入場所は“撮り鉄”の人気スポット

“撮り鉄”たちはどのようにして敷地内に侵入したのか。書類送検された男らは近くの石垣を登り、草むらで電車を待っていたと話しているという。

立ち入った場所は、先頭車両から後方の車両まで全車両が一枚の写真に収まるため、撮り鉄の間で人気の撮影スポットだった。

事件当日、男らが狙ったのは東京と伊豆を結ぶ特急「踊り子号185系」が廃車となるのに伴い、機関車に連結されて走るこの場面。

しかし、男らの立ち入りで前を走るJR中央線の電車が緊急停止。約30分停車した。

一連の様子を撮影した男性はこう話す。

一連の様子を撮影した男性:
15名ぐらいですかね、結構な人数が敷地の中に入っていて。危険な行為だからこういうことを絶対してはいけないこと。(迷惑行為が)起きている現実を伝えるために撮影しました。

書類送検された男2人は容疑を認めている。調べに対し、愛知県の男は「高く売れるいい写真を撮りたかった」「1枚500円から5000円で売っていた」と供述している。

(「イット!」9月9日放送より)

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