マスクを求め客が殺到「ひと家族1点限り」すぐ品薄に

新型コロナウイルスの感染拡大により全国で広がるマスク不足。一体どれほど品薄なのか?

めざましテレビは現在の状況を緊急調査した。

2月3日午後4時半ごろ、さいたま市のディスカウントストア(ロヂャーズ浦和店)では、入荷したばかりのマスクを求めて行列ができ、店内には「商品が非常に入手困難な状況でございますので、ひと家族さま1点限り…」というアナウンスが響いていた。

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急遽マスクを売り出すというアナウンスを聞いて客がマスク売り場に殺到。

マスクを買いに来た男性:
仕事の時も対面で仕事をやってますので…

マスクを買いに来た女性:
今、どこにも売ってないですね。3~4軒回りました

そして、ひと家族につき1点限りにもかかわらず、マスクはあっという間に品薄状態に…

フリマアプリなどでは、高価での転売が相次ぎ、1箱の定価100円(税別)のマスク5箱が、定価の54倍以上の3万円で出品されるなどしていた。

街からマスクが消えた?ドラッグストア都内50店で調査

街でも相次ぐマスク不足の声…

女性:
子供の分がなくなっちゃうかもしれない。どこに行ったら買えるんですかね。知りたいです

今、街でマスクを買うのはどれほど難しいのだろうか?

1月末、中国人観光客がマスクを爆買いしていた銀座エリアの15店舗を独自に調査してみると、マスクの棚がスカスカの店舗がある一方、ガーゼタイプのマスクを10枚ほど販売している店舗を発見。

取材の結果、2月3日正午時点で、銀座の薬局15店舗中、約3割にあたる5店舗がマスクを販売していた。(めざまし調べ ※保湿マスク除く)

都内のドラッグストアでマスクの販売状況を聞いてみると…

「大きい箱は開店1時間で売り切れる」
「午前中によく売れる。入荷予定はわからない」
「今までは2日に1度は入荷していたが、確実ではない」
「2月はまだ入荷がない」

入荷しては売り切れを繰り返すドラッグストアのマスク。午前中に売り切れても午後に入荷し、品切れが解消する店がある一方、何日も入荷がない店もあるという。

都内50店舗でマスクの在庫状況を調べたところ、在庫があったのは19店舗で、全体の4割弱という結果になった。(めざまし調べ ※保湿マスク除く)

工場はフル稼働で生産する一方“自作マスク”も登場

一方、マスクを出荷する側のメーカーに話を聞くと…

ユニ・チャーム広報 渡邊仁志さん:
2月も24時間体制で生産稼働して、状況を見ながら随時、対応していきたいと考えております

国内での感染例が初めて確認された直後は受注が10倍に激増。現在も2~3倍の受注があり、生産が追い付かない状態だという。こうした状況は別のメーカーでも同様のようだ。

株式会社くればぁ 石橋衣理取締役社長:
ほかの部署の製造の人間をマスクの方に回して。正直、事務所の方の人間も全員、今マスクにかかっているような状況で、それでも追いついていない状況になっています

この愛知県の工場では、受注が一時100倍に膨れ上がり、マスク作りに製造部門以外の社員の手も借りるほどだという。

そうした中、こんな方法でマスク不足を解消する人も出てきた。

「自作マスク1号。最初にしては良く出来ました」(ツイッターより)

ガーゼなど、材料は手芸コーナーで入手可能なもので自作マスクを作る人がSNSに画像を投稿。何度でも洗って使える上、自分好みに仕立てる楽しみもあるという。

こうした自作マスクの効果について医師の見解を聞いた。

東京歯科大学市川総合病院 呼吸器内科 寺嶋毅教授:
不織布のマスクに比べると品質は劣りますけれども、全くしないよりは、効果はある程度は期待できると思います。

中国内での需要拡大で輸入は期待薄

また、今回の品薄状態について流通の専門家は…

流通アナリスト 渡辺広明氏:
今のマスクというのは、中国で大半を生産しています。日本に輸出するものは(今は)ほとんどないようです。

実は、日本で販売されるマスクの国内製造分は2割ほど。中国などの海外での製造が約8割を占めているのだ。(2018年度 日衛連調べ)

厚生労働省は「業界団体にマスクの安定供給を要請し、薬局などには買い占めや備蓄目的での過剰な在庫を抱えることのないよう」呼び掛けていて、「パニック状態でなければ、ある程度の量のマスクを供給し続けることができる」としている。

(「めざましテレビ」2月4日放送分より)