“新型コロナ”感染拡大 各所で対応に追われる
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、関西の医療機関も対応に追われている。
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大阪府医師会では緊急の研修会が行われ、300人の会場に対し700人の医師や看護士が詰めかけていて、会場の外にまで人があふれていた。
緊急の研修会では、肺炎など重症化する患者に対する医療の確保が最重要課題となることなどが話し合われた。
茨木市の看護師:
いつ私たちの病院に入ってくるかはわからないので、やはり感染対策はしっかりしなければと感じています
堺市の開業医:
公的病院ではなく、個人病院としてどの程度までやるべきかなのかわからないので、そこを知りたくて来ました
大阪市北区にあるクリニックでは、院長が北京語を話せるため、中国人観光客の診察も多く受け入れてきたが、今は発熱の症状がある人などの診察を断っている。
「石井クリニック」石井豊院長:
武漢とかに行かれた方は来ないでくださいということで、保険所に連絡してと、電話番号も書いて、北京語と日本語で両方張り出している
ただ、すべての中国人を断っているわけではなく、ほかの日本人患者に配慮しながらの難しい状況が続いている。
「石井クリニック」石井豊院長:
上海の方もきのう診てます。医療従事者ですから、自分なりのポリシーとして、日本人と接触しないで、時間外で診てあげるから、時間外で来てくださいということしかできない
大阪府では4日から、18の保健所で、中国からの帰国者や渡航歴がある人との接触者を対象とする専門の相談窓口「帰国者・接触者相談センター」を設置。さらに、厚生労働省は2月上旬に「帰国者・接触者外来」を全国の医療機関に設けることを決定した。
感染拡大を食い止めるための対策が、急ピッチで進められている。
(関西テレビ )