パナソニックでは、ニューノーマルな時代における需要・課題に寄り添う商品として、在宅ワークや巣ごもりに最適な「LEDデスクスタンド(デスクライト)」(品番 SQ-LD560SQ-LD420)を2021年6月18日に発売しました。


最大の特長は、パソコンのディスプレイの文字が読みやすくなる「パソコンくっきり光」と紙面の文字が読みやすくなる「文字くっきり光」の2つのあかりを採用していること。「パソコンのディスプレイが見やすくなる光」を搭載し、エビデンスを以てその事実を訴求しているデスクスタンドは、他社を含めても初の市場展開です。


いずれのあかりも特許を取得しているパナソニック独自の技術。利用者からは、「目が疲れづらい」「こんなにも見え方が変わることに驚いた」等の声をいただき、開発チームも確かな手応えを感じています。売れ行きもメディアの反響も好調な「LEDデスクスタンド」の開発ストーリーを担当者3名が語ります。


<担当者プロフィール>

石森 淳允

パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社 ライティング事業部 ライフスタイルライティングBU ベース照明推進部

「開発12年、企画3年目。開発経験を活かし、プロトモデル作製から市場導入までを着実に推進します。」


松林 容子

パナソニック株式会社 ライフソリューション S開発本部 L開発センター 光イノベーション創生部 光空間制御アルゴリズム開発課

「人の生活に無くてはならない“あかり”の価値を追求し、お客様に求められる“あかり”を提供することを心掛けています。」


水田 健介

パナソニック株式会社コンシューマーマーケティングジャパン本部 商品センター

「脚立なしでも照明を取り替えられる大きな体を買われて担当に。

当社の持つ素晴らしいあかり商品をお客様へ分かりやすくお伝えします!」


パソコンも紙面もくっきり!1台2役のデスクスタンド


石森:

今回発売したLEDデスクスタンドは、シチュエーションに合わせて「文字くっきり光」と「パソコンくっきり光」をワンボタンで切り替えることができるデスクスタンドです。


「文字くっきり光」は、青白い光で紙の白さをより白く見せることにより、白と黒のコントラストを高め、文字を読みやすくしています。一方、「パソコンくっきり光」は、やや温かみのある白色の光でディスプレイ上の青白さを抑え、黒の濃度を上げることにより、ディスプレイの文字がくっきり見える仕様です。


松林:

北里大学との共同実証実験により「文字くっきり光」は「文字がくっきりして読みやすい」、「パソコンくっきり光」は「文字が素早く視認できる」「前のめりにならず正しい姿勢の維持につながる」というエビデンスが取れています。

「文字くっきり光」は文字がくっきりして読みやすい!と実証されました。



松林:

「パソコンくっきり光」は、一般的な昼白色のライトと比較して、510ミリセック(約0.5秒)早く文字を視認できるという結果に。また、時間が経過してもパソコンと身体の間の距離を適切に保ち、前のめりになりにくい事実もわかりました。

石森:

同製品には2つの型番があり、最上位モデルのSQ-LD560(オープン価格)は、在宅ワークをするビジネスパーソン向けのタイプ。4か所が可動する仕様によりパソコン画面に光が映り込まず、手元やキーボードまで幅広く照らします。調光も充実させ、インジケーターを指でなぞると7段階に光の明るさを調整可能。USB端子付きで、スマートフォンなどをつなげて充電ができます。



石森:

多機能モデルのSQ-LD420(オープン価格)は、シンプル設計で価格を抑えながらも、在宅ワークや読書など幅広い用途で使えるタイプ。可動は2か所に絞り、調光は6段階で可能です。また、最上位モデルにはない休憩タイマーを備えており、約50分後に約20%で点灯、さらに約30秒後に自動消灯します。


学校の授業単位に近い50分にタイマーを設定して、適度な休憩を促すのが目的です。大人だけでなく、お子さんにも使ってほしいという思いがあります。




石森:

どちらも使用しないときはコンパクトに折りたため、デスク周りをスッキリ保つことができます。



開発の発端はコロナ禍の「在宅ワーク」の急増

石森:

LEDデスクスタンドの開発は、「在宅ワークの急増」という、これまでにない現象に対して、どう消費者の需要を満たしていくか、という課題からスタートしました。弊社も、2020年3月から真っ先に在宅ワークを導入した企業のひとつ。多くの社員が在宅ワークに切り替わる中で、「目や身体が疲れやすい」「時間を忘れて長時間パソコン作業に没頭してしまう」など、私たち自身も課題を感じていました。


それらを解決に導ける新製品を模索するなかで、目の疲れに悩む人が多いこと、デスクスタンドの売り上げ市場が120%に増加していることを知りました。


消費者ニーズを探ってみると、多くのビジネスパーソンが在宅でのPC作業用にデスクスタンドを購入していること、目の疲れが増えたと感じている人が45%存在することが判明。




石森:

弊社では、紙面の文字が読みやすくなる「文字くっきり光」を搭載したデスクスタンドを、すでに2013年9年から発売していますが、いま求められているのは、紙面の読みやすさに加えPC作業がラクになるようなデスクスタンドだと確信。R&Dの松林に「何か良い光はないか」と相談を持ちかけました。


松林:

実は、弊社では数年前から「ディスプレイが見やすくなる光」を研究していたものの、まだ家庭用商品には搭載されていませんでした。石森から相談を受けて、すぐに「この光がマッチする!」と頭に浮かんで。


石森:

いつまでコロナ禍が続くかわからない状況で、すぐにでも発売したい意向があったので、すでに研究済みで技術のデータベースが存在する光を搭載することは、非常に好都合でした。こうして、ディスプレイを見やすくする、まったく新しい光を搭載したデスクスタンドの本格的な開発がスタートしました。


絶妙な色味のバランスを見極め、特許を取得

松林:

このディスプレイを見やすくする光こそ、私たちが現在、「パソコンくっきり光」と呼んでいる光です。ディスプレイが見やすくなる原理は、「文字くっきり光」と同様に、白と黒のコントラストを高めて視認性を良くすること。ただし、「パソコンくっきり光」の場合、紙と同じアプローチではコントラストを高めることができません。


なぜなら、パソコンはそれ自体が青白いバックライトで照らされていて、すでに白が十分に白く見えているから。そんなディスプレイに対して、「文字くっきり光」のような青白い光を当てても、もともと青白い白がより不自然な色に見えるだけ。そうではなく、赤みを増した光を当て青白さを抑え、かつ赤黒さを出すことで、パソコン上の黒色の濃度を上げるアプローチを取りました。


通常、黒に光を当てても反射せず、見え方は変わりません。しかし、ディスプレイ上の黒はバックライトに照らされていることから、漆黒ではなく、グレーよりの薄い黒になっている。これをうまく利用して、「黒にアプローチして見え方を変える」という手法へ導きました。


石森:

この赤みを増した「パソコンくっきり光」は、SQ-LD560の場合、LEDを36粒使用して、2色の色合いをブレンドしてつくり上げています。28粒を青白い昼光色(6500K)、8粒を暖色の電球色(2700K)にして、ちょうどディスプレイが見やすくなる色合いを再現しています。



石森:

もう一つの工夫として、​​LEDパッケージには個体ごとにばらつきがありますが、より赤みの強いものだけを使うことで赤色成分を増しています。この基準で合格できるのは、約半数のLEDパッケージのみ。このようにバランスを絶妙に計算した色味の実現が、特許技術実現のポイントとなります。


松林:

専門的な内容になってしまいますが、より突っ込んでお伝えすると、Duvと呼ばれる色偏差の数値をマイナス4に設定したことが、特許につながっています。簡単にご説明すると、中央にある黒いラインの「黒体軌跡」は、炭などの黒体を熱した際に発生する発光色が温度により変化する軌跡を指していて、いわゆる「自然な発光色」です。



松林:

Duvは、この黒体軌跡上の基準光からどれぐらい色味の差があるかを表した数値で、プラスになれば緑寄りに、マイナスになれば赤寄りになります。0から離れるほど基準光とは異なる不自然な色味になるわけですが、「パソコンくっきり光」の場合は、赤黒さを出すためにマイナス4に設定しています。マイナスにもっていきすぎず、絶妙なバランスであることが評価されたようです。


石森:

ちなみに、「パソコンくっきり光」と「文字くっきり光」のワンボタンでの切り替えについては、LEDパッケージを使い分けることで、それぞれに最適な光を作り出しています。つまり、72粒のLEDを使用し、36粒が「パソコンくっきり光」、残りの36粒が「文字くっきり光」を再現しています。



石森:

開発にあたり、もっとも苦労したのは、新搭載した「パソコンくっきり光」の光の設計やデスクスタンドに付随する機能開発を超短期間で行ったこと。コロナ禍のニーズを満たすためにはタイムリーな発売がカギであり、光の設計~プロトモデル作製は、わずか1週間程度で仕上げました。


PR戦略が功を奏し、発売3か月近くで順調な売れ行き

水田:

現在、発売から3か月ほどが経過したところですが、順調な売れ行きを見せています。さまざまなPR戦略が効果を上げているのだと思いますが、当初は、消費者に向けて「どうわかりやすく伝えるか」に非常に苦労しましたね。しつこいぐらいに石森と松林に質問して、なんとか専門的な知識を持たない方にも伝わる内容に落とし込めたかなと。


石森:

千本ノックという感じで、質問攻めにされましたね(笑)。


水田:

そもそも光の原理を知らない方が多いですし、専門用語も満載ですからね(苦笑)。「パソコンくっきり光」という名称を決めるまでにも紆余曲折がありました。実際、パソコンがくっきり見えるのではなく、「パソコン画面の文字がくっきり見える」という言い方が正しいのですが、弊社には、すでに「文字くっきり光」という認知されている機能があります。


だからこそ、言い回しの正確性よりも取っつきやすさを優先し、最終的に「パソコンくっきり光」に落ち着きました。「PC文字くっきり光」とか「パソコン画面くっきり光」とか、いろいろ案を出したんですけどね。


ただ、いくらわかりやすい説明をしても、言葉だけでは「光の効果」が理解されづらいこともわかっていました。そこで、PR動画を発売前に用意して、ホームページ上で掲載することに。映像制作チームにがんばってもらい、2つの光の効果をわかりやすく訴求できるよう配慮しました。

×


松林:

このLEDデスクスタンドの発売により、多くの方に「光の成分(色味)によって、モノの見え方がここまで変わる」ということを体感いただけたらと思います。ワンボタンでの光の切り替えができる操作性もバツグン。まさに私自身が欲しかった理想的な商品を世に出すことができて嬉しいですね。


水田:

在宅ワークに課題を感じているなど、必要な方に情報をお届けできたらと思います。



<関連情報>

・パソコンの画面や紙面の文字がくっきり見える体験をAll Aboutの専門家がレポート!

https://panasonic.jp/topics/2021/06/000000482.html


・LEDデスクスタンド(デスクライト)商品情報

https://panasonic.jp/light/products/deskstand.html


・~在宅ワークの「パフォーマンス低下」問題~ 対策のカギは家電!? 在宅ワークのパフォーマンスをアップさせる「家電活用」術

https://panasonic.jp/topics/2021/05/000000478.html




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データ提供 PR TIMES
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