カジノを含む総合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で収賄などの罪に問われた、衆院議員・秋元司被告に対して、東京地裁が、懲役4年の実刑判決(求刑は懲役5年など)。

秋元被告は、IR担当副大臣だった2017年~18年、IR参入を目指した中国企業側から、現金300万円を含む、合わせておよそ760万円相当のワイロを受けとった収賄罪と、贈賄側に現金を提供し、自らの裁判で偽証をさせようとした証人買収の罪に問われている。

秋元被告は、全面的に無罪を主張しているが、贈賄側の元顧問や証人買収の実行犯らは、起訴内容を認めて、すでに有罪が確定している。現職の国会議員が、汚職事件で逮捕・起訴され、一審で有罪判決を受けるのは、2005年の鈴木宗男氏以来17年ぶり。

(画像は被告人質問に出廷する秋元被告・6月10日 東京地裁)