傍聴席の抽選倍率「約57倍」注目の初公判で何語る?

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今年9月、酒気帯び状態で車を運転し、ひき逃げした罪などに問われている元モーニング娘。吉澤ひとみ被告(33)。

国民的人気アイドルから刑事事件の被告人へ。
衝撃の逮捕からまもなく3か月となる11月29日、東京地裁で初公判が開かれた。

「被害者の方々に深くお詫び申し上げます。この度は誠に申し訳ありませんでした」と頭を下げた保釈の2日後、吉澤被告は芸能界引退を発表。

公の場に姿を見せるのは保釈後初めてとあって、一般傍聴席20席を求めて1137人が列を作った。抽選倍率は約57倍だ。

そして、29日午後1時半ごろ、吉澤ひとみ被告を乗せたとみられる車が東京地方裁判所に入ってきた。

初公判は午後2時に開廷。
上下黒っぽいスーツ姿で入廷した吉澤ひとみ被告。メイクは薄く、茶色かった髪の色は黒くなっていた。

法廷での吉澤ひとみ被告(イラスト 石井克昌)

裁判官から起訴内容について問われると、吉澤被告は「間違いありませんと」と消え入るような声で起訴内容を認めた。

冒頭陳述で、検察側は「吉澤被告は帰宅後、午前0時ごろまで自宅で缶酎ハイと焼酎のソーダ割りを飲んで、その後、午前7時ごろ事故を起こした」と指摘。
さらに、今年3月にも過失運転致傷の罪で略式命令を受けていたことを明らかにした。

検察側は、吉澤被告の夫の供述調書も読み上げた。

毎日のようにキッチンで(酒を)飲んでいた。
前日も飲んでいたと思うが、量は覚えていない。
(吉澤被告の夫の供述調書)

「寛大な処分を」元所属事務所社長の嘆願書に涙

そして、事件直後、吉澤被告が夫とやり取りしたLINEの内容も明らかになった。

吉澤被告:人をひいた
夫:救急車を呼ぶように

一方、弁護側は元所属事務所社長の嘆願書を読み上げた。

吉澤被告は真摯に反省し、謝罪や後悔の気持ちを繰り返していた。
寛大な処分を。
(元所属事務所社長の嘆願書)

これを聞きながら、吉澤被告は涙を流し、鼻をすすっていた。 

検察側の被告人質問では、飲んだ酒について逮捕当初は「缶酎ハイ3缶」と説明するにとどめ、焼酎のソーダ割りも2杯飲んだことを隠そうとしたのではないかと問われた。

検察側:わざと(言わなかった)?
吉澤被告:違います。
検察側:逮捕後は正確に話した?
吉澤被告:はい。

弁護側の被告人質問では、「被害者に申し訳ないことをしたので引退しました」などと述べた吉澤被告。

検察側が懲役2年を求刑した一方、弁護側は悪質とまでは言えないとして、執行猶予を求めた。
かつて一世を風靡した元アイドルへの判決は、30日午前11時に言い渡される。

(「プライムニュース イブニング」11月29日放送分より)