沖縄県内の医療機関では、新型肺炎に感染した疑いがある患者の受け入れに備えた準備が進められている。
新型肺炎の患者を受け入れる医療機関に指定されている県立中部病院では、感染の疑いのある患者が診察に来た場合に備え、2月6日訓練を行った。
訓練は、感染が確認されている香港やベトナムに渡航歴があり、発熱などの症状を訴えている男性が来院したことを想定したもので、受付の職員が別の患者と離れた場所に男性を誘導した。

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このあと、防護服を着た看護師が脈や血圧などを確認し、ウイルスが外部に漏れない特殊な仕組みになっている部屋に移動させ、医師が男性から検体を採取するまでの一連の流れを確認した。

県立中部病院 椎木創一医師;
患者さんの安全を最優先する。それと同じように、自分や仲間、周りの患者を守る感染対策をどう両立させるか。いつでも受け入れられるという心持ちで準備をしています

県立中部病院では今後も訓練を重ねるほか、院内のスタッフを対象にした勉強会を実施するなどして、患者の受け入れを見据え準備を整えることにしている。

(沖縄テレビ)

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