発端は『子供の行方が分からない…』

うつむき加減で警察署から検察庁へ身柄を移される斉藤真悠容疑者(26)。埼玉県川越市の自宅アパートに赤ちゃんの遺体を遺棄した疑いで、9月2日深夜に逮捕された。

事件発覚の経緯はこうだ…

9月2日(木)午前1時13分。警視庁八王子署に、ある関係者から通報が入る。

「知人の彼女が出産したかもしれないが、子供の行方がわからない」

通報を受け、警視庁は、「死体遺棄事件の可能性がある」として、午前1時35分に埼玉県警に情報提供した。

赤ちゃんの遺体が見つかった斉藤容疑者の自宅アパート(埼玉県・川越市)
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朝になり、警察官が現場のアパートに赴くと、2DKの室内には斉藤容疑者が1人でいた。

そして子どもの居場所を尋ねると、斉藤容疑者は、とくに隠し立てをすることなく、素直に警察官を室内のクローゼットに案内し、「プラスチックケースの中に遺体がある」と応じたという。

衣装ケースには衣類とともに赤ちゃんの遺体が・・・

ケースは洋間に備え付けのクローゼットの中から見つかった。ケースはプラスチック製で、縦40cm、横80cm、高さ30cmの大きさ。ここに衣類とともに遺体が隠されていた。遺体は、腐敗が若干進んでいたが、目立った外傷はなかった。

埼玉県警の調べの結果、男の赤ちゃんと判明。生後間もなくとみられるが、死因や死亡推定時刻は解剖を行うなどして、今後詳しく調べることになる。

斉藤容疑者の周囲の人たちも『急にお腹がへこんだ』といぶかしんでいた。

同居男性も出産に気づかず…巧妙に隠したか

斉藤容疑者には同居する男性がいた。この男性は、斉藤容疑者が妊娠していたことは知っていたが、いつ生まれたかはわからないと話していて、遺体が家の中にあることは全く知らなかったという。

斉藤容疑者が室内で産み落としたとみられるが、異臭など変わった様子もなかったという。どのようにして巧妙に隠し続けていたのか…

関係者『お腹が急にへこんで…』埼玉県警も動機追及へ

調べに対して、斉藤容疑者は逮捕事実を示されると、黙ってうなずいて犯行を認め、「赤ちゃんは自分が産んだ」「クローゼットの中に隠したことは間違いない」と話しているという。

関係者の間では、直前まで大きかったはずの斉藤容疑者のお腹が急にへこんだことをいぶかしむ声もあがっていたという。

いずれにせよ、なぜ自分の産んだかわいい子どもを遺棄したのか?まだまだ謎の多く残るこの事件。埼玉県警は特別捜査班を設け、全容解明を急ぐ方針だ。

(フジテレビ社会部・埼玉県警担当 金子聡太郎)