なぜ2年前の容疑で逮捕か

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オオシバくん:
ミュージシャンの槇原敬之容疑者が逮捕されたけど、なぜ、2年前の容疑で今逮捕なの?

平松デスク:
これは驚いたね。
整理すると、槇原容疑者と同居していた男がいて、2年前に薬物事件で逮捕・起訴された。
当時、同居していたマンションから危険ドラッグ『ラッシュ』と覚醒剤も見つかった。
その際、槇原容疑者は捜査対象とはなっていなかった。
ところが2年後の今になって、警視庁は槇原容疑者の逮捕に踏み切った。

なぜなのか?
実はそれは明らかになっていなんだ。
ただ、推測すると2つのことが考えられる。
ひとつは、決定的な証拠が得られたのではないかということ。
実際に、薬物の吸引器具などから槇原容疑者のDNAが検出された。
これは決定的な証拠となる。
さらには、同居していた男性が決定的な証言をしたか、なども考えられる。
これらの決定的な証拠によって、槇原容疑者の容疑が裏付けられた可能性は十分あると思う。

もう一つは、
槇原容疑者が、今だに違法薬物に手を染めているとの確たる情報を得て強制捜査に乗り出したのではないか、ということ。
実際、今の自宅マンションからはラッシュとみられる液体が見つかっている。

仮に2年前の事件で起訴できなかったとしても、今回の薬物事件で起訴できれば最終的に有罪に持って行けるでしょ。
基本的には現行犯逮捕のものを、わざわざ2年前の薬物所持で逮捕するんだから、警視庁としてはそれなりの自信があると思うよ。

組織犯罪対策5課の誤算とは

オオシバくん:
となると、間違いなく起訴されるね?

平松デスク:
ただ、警視庁組織犯罪対策5課としても誤算はあったのだろう。
それは、尿鑑定の結果で陰性が出たこと。
少し前から内偵捜査を進めていたとすれば、警視庁は尿鑑定でクロになるとの確証を持っていたと思うよ。

あとは、槇原容疑者は大筋で容疑を認めているものの、どうも話している内容が曖昧だということ。
2年前の事件で、忘れていることもあるだろうし、当時逮捕もしていない訳だからね。
警視庁としては、一転して否認されてもいいように、供述と証拠の裏付けをどこまで詰めることができるかが今後の捜査のポイントだと思うよ。

【執筆:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏】