新型コロナウイルスの影響でマスク不足が深刻化

2月17日、新型コロナウイルスについて「受診の目安」を発表した加藤厚生労働大臣。病院へは、マスクをつけていくように呼びかけた。

 
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2月12日、品薄状態が続いているマスクについて、菅官房長官は「毎週1億枚以上供給できる見通しができた」と話し、今週からマスク不足は解消すると思われていた。

しかし、「直撃LIVEグッディ!」が都内のドラッグストアをいくつか訪れてみると…どの店でもマスクは在庫切れ。「入荷日の見通しは立っていない状況」という張り紙もそのままだ。

複数のドラッグストアにマスクの在庫について確認すると「マスク不足解消のメドは立っていない」という返答だった。

 

都内のドラッグストアで取材をしていると、偶然にもマスクが入荷。しかし“貴重なマスク”をめぐりトラブルも…。

この店では、多くの人がマスクを買えるように1人1箱までとお願いしていた。ところが、中国人男性が一度マスクを買ったにもかかわらず、再び列の最後尾へ。店員がすかさず「並び直しちゃダメですよ」と注意していた。

 

さらに、客同士のトラブルも発生。

マスクを購入し店から出てきた中国人男性が、再び列に割り込んだのだ。

 

店のスタッフに割り込みを注意されるも、納得がいかない様子の中国人男性は、その後も並んでいる客と言い争っていた。

他にも、マスクに関する新たな問題が起きている。それが、マスクのポイ捨てだ。街中で、ポイ捨て行為が増えているという。

実際にグッディ!スタッフが渋谷駅周辺を歩いてみると…

 

2時間の探索で、9枚のマスクを発見した。

ボランティアで街の清掃をしている男性によると、毎日10枚くらい、多い時には20枚ほどのマスクが落ちていることもあったそうだ。

 

東京ビジネスクリニックの内藤祥院長によると「道端に落ちているマスクからまん延はしないが、触ったりすると感染のリスクはある」という。

スタジオではマスクの正しい処分方法や、自宅でできる新型コロナウイルス対策について、富山大学付属病院の酒巻一平診療教授に解説してもらった。

 

大村正樹フィールドキャスター:
現在も、マスクはなかなか手に入りません。先ほどご覧いただいたドラッグストアでも、何もインフォメーションなく本社から突然マスクが送られてきたそうで、店長も入荷を知らなかったそうですよ。お客さんも、マスクに巡り合えるのは運やタイミングしかないという状況ですね。

安藤優子:
本当に必要な人に行き渡っていないんじゃないでしょうか。マスクに関しては、過熱しすぎかなと思うんですが、酒巻さんはどうご覧になりますか?

富山大学付属病院診察教授 酒巻一平氏:
基本的に、飛沫感染ということだけを考えると、あまり予防の効果は大きくはありませんが、なくはないです。接触感染で、手で触るのがいけないわけですから、マスクをして直接(口を)触れないという意味があります。ですが予防としてというより、やはり咳エチケットとして。感染して咳をしている人がきちんとマスクをして飛沫を飛ばさないことが重要ですので、症状のある人たちに行き渡らないのは心配なことですね。

安藤優子:
ゴホゴホしている人を見ると、意外にマスクしていなかったりするんですよね…。あとは、マスクのポイ捨て。朝、犬の散歩に出ると、犬がいち早く見つけますよ。よく落ちているを見かけますし、本当にすごく目立ちます。

北村晴男弁護士:
外にゴミ箱がなくても、家にきちんと持ち帰ってほしいです。

大村正樹フィールドキャスター:
マスクの捨て方について、SARS撲滅に尽力した生物資源研究所の根路銘国昭所長にうかがいました。

マスクの正しい捨て方

 

<マスクの捨て方>
・マスクを水にぬらして捨てることで、コロナウイルスを流すことができるという
・警視庁ツイッターによると、外気に当たる面を触らないように外し、ポリ袋の口を縛って捨てる、捨てた後は必ず手を洗うことを推奨している

大村正樹フィールドキャスター:
マスクが不足している中、消毒をしてもう一度使うとか、使いまわしについてはどうでしょうか?

富山大学付属病院診察教授 酒巻一平氏:
基本的にはやらない方がいいと私は思います。1回1回の使い捨てが一番いいと考えます。

安藤優子:
昔ながらのガーゼのマスクなど、そういうのはどうですか?

富山大学付属病院診察教授 酒巻一平氏:
この状況では、遠くに飛ばさないという意味ではありだと思います。

宮澤智アナウンサー:
私はむやみにマスクばかりを使わないように、首からぶら下げるだけでウイルス除去してくれるものとか、スプレーを顔に吹きかけて除菌するものとか、そういうものを使うようにしているんですけど、どうですか?

富山大学付属病院診察教授 酒巻一平氏:
それも一定の効果はあるかもしれませんが、飛沫は飛びます。喉の奥から飛沫を2m、3mと飛ばすことを予防するのが、マスクの役目ですから。うつさないということが非常に重要です。

安藤優子:
そう考えると本当に、症状の出ている人にきちんとマスクが行き渡ってほしいですね…。

富山大学付属病院診察教授 酒巻一平氏:
(対策としては)飛沫は2m、3m飛んで落ちますので、そこをアルコールで拭きます。ご家庭用でしたら、塩素系の漂白剤がいいです。6%の塩素系漂白剤を0.1%とか、水で非常に薄めて拭きます。これはノロウイルス(対策)でよくやることですが、新型コロナウイルスにも効果があると思います。

サバンナ高橋:
でもウイルスって、付着しても時間がたてば死ぬんですよね?

富山大学付属病院診察教授 酒巻一平氏:
もちろん時間がたてば、死ぬ可能性はどんどん高くなります。ですが、やはり付着したものを触ってしまうと感染のリスクがありますから、定期的に拭くべきかなと思います。

安藤優子:
床とか絨毯、手すりなど、やるに越したことはないですね。いろんなものが手に入りにくくなっていますが、手に入るもので出来ることをやっていきましょう。

(「直撃LIVE グッディ!」2月18日放送分より)