動物のぬいぐるみたちがひとりでに動いて、一緒に遊んでくれたら面白いだろうな…。子どもの頃にふとそう思ったことがあるかもしれない。

それを実現したかのような、とっても若いクリエイターが作った動画がTwitterに投稿され、大きな話題を集めている。



タイトル「ハムスターがスープを作っておともだちを呼ぶお話
撮影 次女 編集 長女

とのコメントとともに投稿された45秒のコマ撮り動画では、ハムスターのぬいぐるみが軽快なBGMに合わせて、鍋やボウルを手にスープを作る様子から始まる。食卓の準備をする際、ポットや大きなスプーンを頭に乗せて移動する姿などは、何とも言えない可愛らしさだ。

また料理が完成した後、ハムスターが電話で小さなお友達を電話で誘うが、その際の呼び出し音や「えっ! おいしいごはんができたの!? すぐいくねー」というやりとりはマンガのような吹き出しで表現。端々に工夫が凝らされている。

そして、ハムスターがテーブルや椅子をセッティングし、食器などを並べているところにかごに入った小さなネコとイヌがチャイム音とともに到着。みんなでテーブルを囲んだところで、動画は終了となる。

この楽しさにあふれた動画に対して、「 え、すごすぎる…!! このシリーズでYouTuberデビューしてみては…?!」「 頭に物を乗っけて運ぶアイデアが可愛すぎる!」「 クリエイター魂感じます!!!」と、多くのユーザーから称賛の声が上がり、4.5万のいいね!を集めている。(2月19日現在)

この動画を投稿したのは、『宇宙兄弟』(講談社)で知られる小山宙哉さんの妻であり、 マンガ『次女ちゃん』(扶桑社)などの作品を手がける、漫画家・イラストレーターのこやまこいこ(@koyamacoico)さん。

なんでもこの動画は、こやまさんの次女(小学3年生)がコマ撮りアニメ制作アプリ「KOMA KOMA」で撮影し、長女(中学2年生)が「iMovie」を使って編集を担当したという、姉妹共同作品だというのだ。


効果音などを録音したのは長女、吹き出しの台詞やハムスターのしぐさなどを考えたのは次女だというが、こんなにステキな作品はどうやって生まれたのか? 動画を投稿した、こやまさんに話を聞いた。

動画制作に要したのは約1時間

ーーまず、この動画を作ったきっかけについて教えて。

次女が「ハムスターのぬいぐるみと工作で作ったキッチンがぴったりだった。自分で作ったネコとイヌの紙粘土の人形も撮りたかったから」と、楽しそうに動画を撮っていたところ、学年末テスト前で勉強していた長女もウズウズしてきて、「やってあげる〜!」と編集した結果、この動画が生まれました。

ーーこうした動画を作ったのは初めて?

長女は次女を主人公に短い映画のようなものをよく撮っており、小学校の夏休みの宿題ではクレイアニメーションを真似て、写真を何枚も撮ってパラパラアニメを作っていました。次女はそういった姿を見ていたので、「自分でも撮りたいなぁ」と感じたのだと思います。

ーーこの動画を作るのにどのくらいの時間がかかった?

たぶん1時間くらいです。

ーーハムスターのぬいぐるみは、お子さん愛用のものなの?

はい。声を真似っこしながら動く電池式のタイプで、かつてたくさん遊んでいました。もう電池を替えても動かなくなってしまったのですが、大事にしています。

ーーちなみにハムスターを飼っていたりする?

3年前くらいに「くるみちゃん」というハムスターを飼っていました。くるみちゃんも大好きでしたが、今回の動画の参考にはしていません。

うまくいった箇所は「ハムスターが頭に物を乗せるところ」

ーー「ハムスターがスープを作る」というアイディアは、どこから発想したの?

次女によると「スープ好きなところから発想した」とのことです。


ーー動画で一番工夫した部分、「うまくいった!」と思った部分はどこ?

次女は「ハムスターが頭に物を乗せるところ」と話しています。

ーー「KOMA KOMA」と「iMovie」を使ったとのことだが、この2つを使いこなせばみんなが同様の動画を作れそう?

はい。お気に入りのぬいぐるみやミニカーを右から左に少し動かすだけでも、とっても楽しいと思います。

ーー両親がクリエイターという環境も、こうした制作に影響していたりする?

それはわかりませんが、iPadで簡単に何か表現できるこの時代のおかげかなと思います。

こやまさんの話す通り、ソフトやアプリなどの進化によって、誰もが手軽に多くの人を魅了する作品を作れる時代となってきた。このような小さい頃からスマホなどを使いこなす世代から、今後は新たなクリエイターが次々と誕生していくことだろう。


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