新たな感染者を確認…今後の拡大は?

21日、北海道は、新たに10歳未満の小学生男児2人を含む3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

鈴木直道知事:
道内におきまして、新型コロナウイルス感染症患者が新たに3名発生いたしましたのでご報告させていただきます。年代は6例目が10歳未満、7例目が10代でございまして、性別はともに男性、国籍は日本でございます。2人とも中富良野小学校に通う小学生でございます。行動歴と濃厚接触者については現在調査中でございます。

<北海道の新たな感染者>
・千歳空港検疫所支所の検疫官(40代女性)
→海外渡航歴はなく、濃厚接触者は調査中
・中富良野小学校に通う児童2名
→10歳未満の男児と10代の男児で、兄弟。入院治療中で、現在は回復傾向にある


北海道の新型コロナウイルス感染者は、これで8人となる。今後、感染はさらに拡大するのだろうか?
「直撃LIVEグッディ!」では、スタジオに感染症に詳しい内科医の金子俊之が解説した。

大村正樹フィールドキャスター:
中富良野小学校は富良野市の北にある、ラベンダー畑で有名なエリアです。観光客も多く、外国人観光客の誘致に力を入れていたエリアでもあります。小学校の全校児童は200人強で、子供たちの濃厚接触がとても気になるところです。

安藤優子:
小学生の男の子って、ものすごく活発に遊ぶイメージがありますからね。これまで、新型コロナウイルスは小さい子供にかかっても悪さはしないと言われてきました。金子先生は、小学生の感染についてどう思われますか。

金子俊之氏:
(子供は)感染しても重症化する可能性が低いですが、感染のリスクは大人とあまり変わりません。ただ、子供は大人よりパーソナルスペースが狭いので、そう考えると感染のリスクは大人より少し高くなると思います。学校医をしていますと、小学校では咳をしてもマスクをしないで元気に遊ぶ子がたくさんいます。児童が感染しているとなると、感染拡大を助長してしまう可能性はあると思います。

安藤優子:
分かった3人の感染者のうち、1人は女性の検疫官。このあたりは(新型コロナウイルスとの)接点がおぼろげながら見えてくる感じがしますが、小学生となると接点はほとんど見えてこないんじゃないかと。

木村太郎(ジャーナリスト):
感染ルートを探るのも大事ですけど、小学校ってある意味、感染の中心地だと思うんですよ。そこからドンと拡散する可能性がある。小学生たちはきっと症状も軽くて回復すると思いますが、お宅にはお年寄りがいるわけです。そういう人たちにここから感染していくことが、一番危険があるんじゃないかと。

金子俊之氏:
おっしゃる通りで、ご自宅におじいさん、おばあさんのいらっしゃるご家庭ですと、そういった方への感染が非常に懸念されますね。

安藤優子:
小学生に端を発して、濃厚接触者としてどのくらいの児童を対象に経過観察するのか。それから家に帰ればご家族もいらっしゃるわけで、なかなかこの事態をコントロールするのは大変かな、という気がしてきますね。

倉田大誠フィールドキャスター:
親御さんが今できること、気を付けることって、このタイミングだと何がありますか?

金子俊之氏:
このタイミングに限らず、できることは感染予防ととにかく体力を備えること。規則正しく生活をして睡眠をしっかりとっていただく、手洗いうがいを徹底してやっていただく、これに尽きると思います。

木村太郎:
北海道はここまで言ってくれたからよかったですけど、情報公開を徹底してほしいですね。いま、都道府県によって情報の公開に違いがある。「どの新幹線の何号車に乗ったか」まではっきり言うところもあって、そうすると心配しなければいけない人も分かるわけですよね。プライバシーの問題は必ず出てくるけど、ここまで感染が広まってしまったら、そういう情報をしっかり出してほしい。そうしないと、不安が募るばかりだと思います。

安藤優子:
そうですね。一方で差別などの問題もあるでしょうけど、心当たりのある人を探すという意味では、感染拡大と情報の公開というのはつながってくると思います。

雪まつりでも感染者…市中感染の可能性は?

大村正樹フィールドキャスター:
一方で札幌の雪まつりでも同じプレハブの建物で作業されていた方3人のうち2人から陽性反応が出ました。やはり雪祭りの後、札幌市民の皆さんは不安がっているようです。

安藤優子:
雪まつりで歩いて感染したということはないんですよね?

倉田大誠フィールドキャスター:
そのあたり、詳しく現地から中継でお伝えしようとおもいます。

広瀬
雪まつりの2丁目会場の跡地です。今はもう何もないんですけど、こちらのあたりにプレハブが建っていまして、中で事務作業していた2人が新型コロナウイルスの陽性判定となりました。会場というのは西の方向に行って3丁目会場、4丁目会場と12丁目会場まであります。お隣を見ますと3丁目会場にはまだプレハブが残っています。事務作業をしたりあるいは観光客の方が暖まったりする場所だそうなんですね。奥を見ると骨組みが見えて、雪の山が残されているのがわかります。感染者が働いていた2丁目会場は元から雪像がない場所だそうなんです。物販であったりモニターであったりブースがあったりしたそうなんですが、雪像がない分人の数がそう多くない場所なんだそうです。特に今年参加された方に話を聞きますと、例年はぎゅうぎゅう詰めで歩くのが大変だそうなんですが、今年はスカスカだった…風が吹いて少し寒いくらいだったという風に感じたそうです。今年は外国人の方が少なかったと。日本人はみんなマスクをつけていたと。そんな中、この雪祭りの会場で感染が確認されたということはおそらく北海道全土に広がるのではという覚悟を持っているとおっしゃる方もいました。

安藤優子
広瀬さんに伝えていただきました。大村さん、プレハブの中で暖をとったりするんですか?

大村正樹フィールドキャスター:
そうですね、作業される方の施設でもありますし、スポンサーさんたちをお迎えする施設とか、あとは電話引いたりね、ネットの回線ひいたりして事務局のかたが作業する部屋もあるんですよ。暖をとれる場所。

安藤優子
そういう場所にいた方が感染した?

大村正樹フィールドキャスター:
あとはその丁目会場に観光客用の暖をとるプレハブが用意されまして、そういったところのケアもしなければいけなくて。その観光客用のプレハブは結構ぎゅうぎゅう詰めなんですよ。そこは私は危ないところだなとずっと思っていたんですけど。

安藤優子
雪祭りと聞くと私たち市中感染かと思っちゃうんですけど、これについては北海道では市中感染という言葉使われているんですね。金子さんはこの市中感染について始まっていると思いますか?

金子俊之氏:
すでに五次感染まで広がっているとか、感染経路が追えない方が出ているということでしたよね。市中感染がすでに出ていると言ってもそんなに大きく間違った話ではないのかなと。

倉田大誠フィールドキャスター:
どこが安全というのは本当に難しいと思います。

(「直撃LIVE グッディ!」2月21日放送分より)