岩手県紫波町に住む障がいがある女の子は、大好きな馬とともに成長を続けている。

北條百桜さん10歳。

755グラムで生まれた百桜さんは、生後25週で「脳性まひ」と診断された。

初めて歩いたのは5歳の時だった。

紫波町で暮らす百桜さんは日詰小学校の5年生で、なかよし学級に通っている。

以前、ドライブ中にパンクをしてからというもの、車に乗るたびにタイヤが気になる。

百桜さんは、ちょっと心配症で、とっても几帳面。

学校に行く時間は、毎日7時26分と決まっている。

北條百桜 さん

「ママ、そろそろ。時間だよ」

母 北條麻里 さん

「上手くできない時はもどかしくて、ワ―となったりとか、何で私できないの?という時もあるけども、そのまんまを私自身も受け入れてあげたい」

百桜さんの成長のために、幼い頃から取り組んできたことがある。

馬と触れ合うことで、体と心を育むホースセラピー。

毎週日曜日、滝沢市の馬っこパークに通っている。

乗る馬はいつも決まって"クッキー"。

百桜さんを、いつでもそのまま受け入れてくれる。

北條百桜 さん

「クッキーは友達ですね。優しくてかわいいです。私、クッキー大好きです」

百桜さんが乗馬を始めたのは3歳の頃。

母・麻里さんが、テレビでホースセラピーを知ったのがキッカケだった。

母 北條麻里 さん

「そんなに大きくないポニーなんだけども怖くって。触るのものだめだった。最初は私と乗ってたんですよ、大きい馬に。一人で急に乗るのは怖いからといって。数か月したあたりから、お母さんもう乗らないでみたいな感じになって」

馬に乗り始め、百桜さんの世界は広がり続けている。

ホースセラピーを始めて早7年が経った。

母 北條麻里 さん

「身体的にも(体幹を中心に)鍛えられている。長く彼女が居場所として、そこに携われたらなって」

北條百桜 さん

「(乗馬)めっちゃ大好きです」

大切な居場所で自分らしく。

馬と仲間が百桜さんの成長を見つめる。