オリンピックイヤーの2020年は、新駅「高輪ゲートウェイ」や商業施設「ウォーターズ竹芝」、東京ディズニーランドの新エリアなどが続々オープン。

これら新施設だけでなく、再販が始まった幻のクロワッサンや海外発のフェイスパック、進化系テレビなど、新商品にも注目が集まっている。

めざましテレビの「スゴ撮」では、各業界のバイヤーが自信を持ってオススメする2020年のブレイク商品を調査した。

簡単操作で高齢者も安心「電動キックボード」

家電量販店「ビックカメラ」の2020年オススメの商品は、次世代の乗り物として各メーカーから今続々と発売されている「電動キックボード」。

「Ninebot Kickscooter ES2」は、重さ約12.5kgで定価10万円(税別)。

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助走をつけて手元のレバーを回すと、時速20km程度に加速。3.5時間の充電で約25km走ることができる。

試乗させてもらうと…

井上清華アナウンサー:
結構早いスピードも出ますよ!ゆっくりにもできますし、自由自在です

操作が単純なことから、高齢者の短距離移動の新たな手段としても期待されていて、実証実験が進められている。現在は原動機付自転車に該当し、公道で走るには運転免許やナンバープレートなどが必要だ。

画面から音が出る!臨場感あふれるテレビ

続いて、家電量販店「エディオン」のバイヤー・櫻井亮二さんのイチオシはテレビ。東京オリンピックに向けて需要が高まるテレビは、性能のいい商品がたくさん出ている。

中でもオススメだというのは、SONYの「BRAVIA A9Gシリーズ」。

エディオンモザイクモール港北店 主任 岡田直人さん:
音響にこだわっている商品となっておりますので、臨場感のある映像と音が楽しめます

さて、このテレビならではのこだわりとは?

井上清華アナウンサー:
後ろを見てもスピーカーが見当たらないですね

商品説明のポップには「画面がスピーカー、だから音がまっすぐ、ダイレクトに届く」と書かれている。

このテレビは、スピーカーが画面の中にあり、画面そのものを揺らして音を出すのだという。

画面の右から犬が歩いてくるデモ画面では…

井上清華アナウンサー:
右側で鳴った音が、本当に右方向から聞こえてきました!犬が左側に移動して、今度は「ワオーン」という鳴き声が左から聞こえてきます

左からの音は画面の左側から、右からの音は画面の右側から音が出る仕組みに。画面から直接、音が聞こえることでその場にいるような臨場感を演出している。

「SONY BRAVIA A9G 65型」は、税込みで6社平均価格47万3513円(番組調べ)。オリンピックイヤーの今年、特にオススメだという。

発売1ヵ月で完売 幻のこだわり「極小パン」のお味は?

続いては食品。

「成城石井」のバイヤー・中川雄仁さんオススメの商品がこちら!手のひらよりも小さい「マイクロワッサン」(14個で税別359円)。

測ってみると、5cmに満たないサイズ。(※個体差があります)

成城石井 バイヤー 商品部 菓子課主任 中川雄仁さん:
(2019年7月の発売後)1ヵ月ですぐ完売した商品で、直近から販売を再開したのですが、3週間で約3万パックを売り上げる商品になっております

実際に食べてみると…

井上清華アナウンサー:
外はサクサクで中はしっとりしています

生地は何度もテストを重ね、一番クリスピーな食感になると結果の出た18層に。

こだわりがぎっしりつまっているというこの商品。一体どうやって作っているのか?製造過程を見せてもらった。

まずは、生地の状態でスペインから直輸入。それを175℃のオーブンで約25分間、丁寧に焼き上げる。

焼くところをよく見てみると、クロワッサンの周りに溶け出したバターがぷつぷつと泡立っていた。

小さくても発酵バターをたっぷり26%配合していて、濃厚な味わいが楽しめる一品だ。

話題の人気瓶詰め&超防水デニム

続いて、スーパー「北野エース」のバイヤー・斉藤太一さんのイチオシは、大人気の瓶詰めシリーズ「ぷちぷち鮭ほぐし」(120gで税込599円)。

脂がのった国産サケの身と、カラフトシシャモの卵を合わせた食感の良いご飯のお供。さまざまな料理に使えると、口コミでも評判となっている。

ファッションからは、驚異的な防水アイテムが登場。

高機能ウェアで人気の「ワークマン」の自信作は、2月に発売予定の「4D防水ストレッチデニムパンツ」(税別3546円)。

ワークマン営業企画部 販売促進グループ チーフ 牧野純子さん:
オススメのポイントは、デニムなのに防水。中に染みこまない仕様になっています

5分間水をかけ続けても、ズボンの裏側に入れた紙が濡れないほどの3層防水加工が施されていて、釣りやガーデニングの時にもオススメだ。

レジ袋有化で注目「進化形エコバッグ」

続いては、雑貨。

300円ショップ「3COINS」のバイヤー・中田美穂さんのイチオシは、7月のレジ袋有料化でさらに注目される進化形エコバッグ。中でも注目なのが「用途別エコバッグ」だ。

銀色のエコバッグの中を見てみると…

井上清華アナウンサー:
中に2つ、ベルトのようなものが付いています。

「仕切り付きアルミBAG」(税別300円・3月下旬発売予定)は、通常のエコバッグにはないベルトをバッグの内側に装着。背の高い野菜や牛乳などを入れても、倒れにくいというアイデア商品だ。

さらに黄色の「空中ポケット付きBAG」(税別300円・3月下旬発売予定)は、上下2層構造になっているのがポイント。

バッグの内側にある大きなポケットの裏側にはマジックテープが付いていて、反対側に固定すると、もう一段、物を入れられるスペースが完成。卵やイチゴなど、つぶれてしまいがちな食材を守ることができるという。

海外発!色が変わるコラーゲンパック

続いて、生活雑貨店「ロフト」のバイヤーのオススメは…

ロフト バイヤー 永松彩さん:
リアルフィットコラーゲンマスクです。肌に染みこんでいくのが目に見えてわかるのが、おすすめのポイントです

「目に見えてわかる」とは、どういうことなのか?

30分ほどの使用がおすすめという「リアルスキンフィットコラーゲンアイマスク」(税別600円・1月末より順次入荷予定)を実際に使用してみることに…

眉毛の上あたりに注目していると、白いマスクがだんだん半透明に変わっていくのがわかった。これは、肌にハリを与えると言われるコラーゲンを80%以上含むマスクの使い終わりを示すサイン。剥がすタイミングが見た目にわかり、使いやすくなっている。

2020年に開催される東京五輪の経済効果は、全国で32兆円ともいわれる。今後お披露目される新技術や新スポットにも注目だ。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』 1月7日放送分より)