通常のコース外れ…約20分間、6kmの“異常走行”

宮城県の小学校のスクールバスが通常のコースを外れ、異常走行。
運転手は糖尿病の持病があり、運転中に低血糖による意識低下を引き起こしていたことが分かった。

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1月22日午前8時過ぎ、異常な走行を起こしたのは、宮城県名取市にある愛島(めでしま)小学校の1年生と5年生合計33人を乗せたスクールバス。

通常であれば10分ほどで学校に到着するバスは、本来左折するべき交差点を直進。

そのまま約20分にわたり、通常のコースを外れて小学校から遠ざかっていったという。

FNNが独自に入手したバスの走行映像を見てみると、ゆっくりと進み続けるバスからは異変を感じ取ることはできないが、車内をよく見てみると、立ち上がり落ち着かない様子を見せる児童の姿が捉えられている。

バスは、この映像の場所からさらに500mほど進み続け、ようやく停車。
停車したのは学校から約6kmほど離れた運送会社の前だった。

異変に気付いた運送会社の従業員がバスに近付くと、5年生の児童が窓ガラス越しにノートに書かれた「SOS」を見せていたという。

これを見た運送会社はすぐに学校に連絡。その後、バス会社によって児童たちは無事降車できたという。

小学校に連絡した運送会社の従業員:
泣いていた方もいたようですけど、ここら辺に止まって「助けてください」って声が聞こえた。

運転手に持病、直前に接触事故も…

一体なぜ、スクールバスは異常な走行をしたのか。

名取市教育委員会によると、運行を委託されたバス会社の63歳の男性運転手は糖尿病の持病があり、運転中に低血糖により意識が薄れたものとみられている。

当時、学校までの3往復目の運転だったという男性運転手。
2往復目の運転では、道路脇の標識に接触する事故を起こしていたという。

学校側はスクールバスの委託先を変更し、子どもたちの心のケアのため教員などを同乗させるとしている。

(「Live News it!」1月27日放送分より)