第54回 紀伊國屋演劇賞の贈呈式が1月28日に東京・新宿で行われ、個人賞に輝いた広瀬すず(21)さん、村井國夫(75)さんさん、土居裕子さん、松本祐子さん、亀田佳明さんが出席した。

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広瀬すずさんは、野田秀樹さん作・演出のNODA・MAP公演「『Q』:A Night At The Kabuki」で舞台に初挑戦し、初受賞となったが…

広瀬すず:
もっともっと演劇の世界を知って、(自分は)まだまだ浅はかな場にいるので、ここにいるような皆さんの背中を見て、少しでも追いつけるように勉強、努力をしたいなと思います

また、2019年12月に軽度の心筋梗塞で倒れ、手術を受けていた村井國夫(75)さんは、団体賞を受賞した劇団桟敷童子の公演「獣唄」の演技で個人賞を受賞。笑顔で登壇し、元気な姿を見せた。

村井國夫:
(デビューしてから)54年で初めてもらう紀伊國屋演劇賞でございますが…

村井國夫:
この中で、初舞台でもらった人がいるわけです(笑)これも才能の差だとは思いますけれども(笑)

と、ユーモアを交えてよろこびを語った。村井國夫さんは「獣唄」の主演を務めたが、5日間出演した後に心筋梗塞で倒れ、それ以降は代役を立てて上演された。そのため、贈呈式のあいさつでは「この賞を口実に再演してほしい」と語る場面もあった。

一方の広瀬すずさんは、「自分は映像の仕事が多かったので舞台はやらないと思っていたが、野田秀樹さんのワークショップに参加して“公園の時計”や“ケンタウロス”になったり、表現の難しさにハッとした」と話し、演じることの苦労や面白さを改めて感じたという。

(「めざましテレビ」1月29日放送分より)