今、超ミニサイズの水筒が幅広い世代の女性たちの間で大ブレイク中。小さなボディにたくさんの魅力がつまっている。

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多くの女性が愛用する「ポケトル」は、500mlのペットボトル飲料も少ししか入らない小容量だが、出荷本数100万本を突破してブームの火付け役に。

また、付録として超ミニ水筒を付けた女性ファッション誌は、発売から3日で完売するほどの人気ぶり。

今回の「ココ調」は、小容量なのに女性たちが絶賛する超ミニ水筒のヒットの理由を調査する。

春色のキュートなデザイン&折りたためるタイプも

まずは、どんな種類の超ミニ水筒が売られているのかを調査すべく、東京都中央区の銀座ロフトへ。

横山ルリカ リポーター:
すごく小さなサイズの水筒がずらりと並んでいます。ミニボトルの専用コーナーができているんですね。本当に細くて小さいです。

容量200ml未満の超ミニ水筒は、種類も増加中。

生活雑貨 マネージャー 長谷川恭子さん:
1年前まで1種類だったところが 、現在は10倍ほどに増えております。

ロフトオリジナルの超ミニ水筒「スティックボトル」(120ml 税別1200円)は、まもなく発売予定の新作で、春らしいパステルカラー。

横山ルリカ リポーター:
こちらの商品、ボトルなのに柔らかいですよ!

「シリコーンボトル ナノ」(180ml 税別1200円)は、シリコン素材でできていて、飲み終えたらボトルを折りたたみ、さらにコンパクトにして持ち運ぶことができる。

“日本最小”は100万本突破「超ミニ水筒」人気の理由

そして、“日本最小の水筒”として生まれた元祖・超ミニ水筒の「ポケトル」。

「ポケトルS」(税別1300円)は大きさがスマートフォンとほぼ同じ約13cmで、カップ1杯分の120mlと驚きの小容量。保温・保冷機能もついている。

超ミニ水筒の一番人気「ポケトル」について、街の男性たちからは「男の人にとっては小さすぎる」「絶対に足りない。一口で飲みきってしまう」などの意見が聞かれたが、開発メーカーに聞いてみると…

DESIGN WORKS ANCIENT 代表取締役社長 小林裕介さん:
ほぼ100%女性を意識して開発しました。

ターゲットを女性に絞り、100万本超えの大ヒットを記録。では、なぜ女性たちにウケたのか?ココ調取材班は、利用者50人にアンケート調査を行った。

超ミニ水筒を選ぶ理由の第3位は「プチ外出に最適サイズ」

女性A:
ちょっと外に出る時とか、お散歩の時にいいかなと思います。

都内で暮らす会社員の市川さんは、30分程度の犬の散歩で超ミニ水筒を愛用している。

市川さん:
犬を抱っこしたりするので、(水筒は)小さい方が便利なので。何時間も行くわけじゃないので、十分 足りる量かなと思います。

他にもこんな意見が…

女性B:
出かけた際、お薬を飲む時に持ち運びしやすいので、とても重宝しています。

女性C:
保温効果もしっかりあって粉ミルクも溶けるので、一回分で便利です。

続いて第2位は、「飲み残しを減らせてエコ」

女性D:
小さい分、飲みきって必ず空になるので、ムダがないかなと。

女性E:
ペットボトルだと飲みきれないけど、小さい水筒だとちょうど飲みきれるので。

取材中、この日は水筒を持っていなかったという女性のバッグには、飲み残しのペットボトルが3本も入っていた。

そして第1位は、「ミニバッグの流行にマッチ」していること。

女性F:
ミニバッグが流行っているじゃないですか。(大きい水筒だと)入らないので、 小さい水筒にしようと思って買いました。

キャッシュレス化などの流れで、女性たちのバッグもミニサイズ化している今、そこにピッタリ収まるのが、超ミニ水筒だったのだ。

オフィスでも大活躍!ペットボトルの代わりに大小使い分け

さらに、オフィスで働く女性たちからはこんな意見も…

女性G:
会社の中で使うことが多いです。(大きい水筒だと)ウォーターサーバーに入らないんですよ。(小さい水筒は)それがなくて、そのままスッと入るのがすごくありがたいです。

実際に、ある企業へお邪魔してみると…

横山ルリカ リポーター:
ありました、超ミニ水筒!こちらの方も超ミニ水筒!

複数の女性社員のデスクで、超ミニ水筒を発見。

その理由は?

積水ハウス 環境推進担当 石田建一さん:
当社はペットボトル禁止になっております。

横山ルリカ リポーター:
えっ、禁止なんですか?

積水ハウス 環境推進担当 石田建一さん:
海外ではペットボトルを使わないというのが常識になっていて、我々もやらなくちゃいけないということで始めました。

2018年11月から脱プラ化に取り組んでいる積水ハウス。その中で、女性に人気の超ミニ水筒も活躍している。

横山ルリカ リポーター:
こちらの女性は、大きい水筒の隣に超ミニ水筒を置いています。

女性社員:
外出する時は、ミニボトルを持って出かけることが多いです。バッグに ちょうど入るような感じなので。

一方のたっぷり入る大きな水筒は、デスク用。水筒の二刀流で、シチュエーション別に用途を使い分けていた。

手軽に喉を潤すことができる便利な超ミニ水筒。多様なデザインの中から、気になる商品を見つけてみてはいかが?

(「めざましテレビ」『ココ調』2月21日放送分より)

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