愛知から東京本社の来客に対応

記者:
こんにちは、約束があるのですが

受付:
おりひめさん会議室へご案内をお願いいたします

ロボット:
はいかしこまりました

記者:
ロボットが案内してくれるんですか?

ロボット:
私は愛知県の豊川市から操作しております

ロボットを操作しているのは愛知県に住む、伊藤祐子さん54歳。

20代の頃に交通事故にあい下半身不随になり、車椅子での生活を送っていた。

伊藤さんはその後も会社に出社し、デスクワークを行っていたが、5年ほど前から動くことがつらくなり、仕事につくことができなくなったという。

夢のようのな気持ち

「なにもしておらず家でこのまま年老いていくだけかなって感じていた」という伊藤さん。

そんなときに出会ったのがこのロボット。モニターに映し出される映像を見ながら、マウスのみでロボットを操作できるので、自宅にいながら来訪者の案内ができるほか、ロボットを通じて会話することもできる。

伊藤さん:
車椅子になってから諦めなければいけないことのひとつに、カフェ店員や受付業務などがあったので、一度やってみたいなって思いはあったので、すごいこの話があったときに嬉しかったです。夢のような気持ちです

また、仕事につくことは伊藤さんの心に大きな変化をもたらした。

伊藤さん:

お客様と接することによって社会とのつながりというか人とのつながりを持てたことがすごい刺激、毎日が刺激的で喜びです

早ければ2020年度から実用化

一方、企業側も雇用の幅が広がることに期待を寄せている。

NTTダイバーシティ推進室長 池田円さん:
会議室の誘導以外にも、いろいろなことができることが見えてくると思います。例えば、会社のPRであったり、お客様との接客の上でできることっていうのは見えてくると思うので、そうすると会社の中で他の業務もやってもらえるということがわかるんじゃないかと思います。

遠隔操作による受付業務は実証実験の結果をふまえ、早ければ2020年度から実用化する予定だ。

テレワークとの相性もいい

内田嶺衣奈キャスター:
遠隔操作での仕事、幅がさらに広がりそうですね。

マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
離れた場所にいるロボット、画面のアバターなどと操縦者が感覚を共有して、遠隔で顧客サービスをすることをテレイグジスタンスといいます。これは遠隔で業務するテレワークと相性もいいので、これからどんどんのびていくと思います。特に、障害を持った方、自宅で子育てをしている方、引きこもっている方、なかなか自宅でないと仕事ができないひとたちにとって、雇用の創出につながり、本当にいいことだと思います。

内田嶺衣奈キャスター:
この技術、渡辺さんはどういったことに活用したいですか。

マーケティングアナリスト・渡辺広明氏:
今後、インバウンド客に自動で翻訳する、顧客コンシェルジュサービスであったり、法規制の課題はあるが、遠隔医療だったり、コンビニのなかにつくって、営業を。たとえば車売ったり、保険を売ったり、携帯電話をうったり。遠隔であれば一カ所でいろいろなことができるので、特に遠くまで外出することのない高齢者などにとってもいいことだと思います。

(「Live News α」2月20日放送分)