政府対策本部が設置されると、緊急事態宣言が可能になるが、その流れはどうなるのか。

設置以降の流れを見ると、まずは諮問委員会の意見を聞いて「基本的対処方針」を決定。

本部長にあたる安倍首相が、緊急事態宣言の要件に該当するのかどうかを専門家に聞き取りする。

緊急事態宣言の要件は、1つ目は、国民の生命や健康に著しく重大な被害を与えるおそれがある、2つ目は、全国的かつ急速なまん延により、国民生活と経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある

この聞き取りの評価をふまえ、安倍首相が期間・区域を定めたうえで緊急事態宣言を出すという。

加藤綾子キャスター「柳澤さん、ここにきて急展開ともうかがえる気がするんですけど、どうでしょうか?」

ジャーナリスト・柳澤秀夫氏「先ほど千田記者のリポートにありましたけど、政府としては、今、緊急事態を宣言する状況ではないという認識はその通りだと思うんですよね。ただポイントは、どこで感染したかわからない感染者の数が、このあと急激に増えると、これはもうどうしようもない状況になる。いわゆる爆発的な感染ということになりかねないので。感染経路の背後に相当数の感染者がいることになる。緊急事態宣言は“伝家の宝刀”といわれてますけど、刀に例えれば、腰に刀を差して柄に手をかけて『いつでもこれは出せますよ』という、そういう段階に来ているのかなという感じがします」

緊急事態宣言が出たら、その後はどうなるのか。

大きなポイントとしては、各都道府県の知事が要請あるいはもっと強い意味合いの指示ができることになる。

くわしく見ると、このようなことが可能になるという。

1.外出自粛要請、2.学校、保健所などの使用停止の要請・指示、3.イベントなどの開催制限の要請・指示、4.医薬品、食品などの収用、5.臨時の医療施設用に土地、建物を強制使用

加藤綾子キャスター「柳澤さん、指示っていうのはかなり強い意味合いになるんですか」

ジャーナリスト・柳澤秀夫氏「これまでの協力を求める、自粛を求めるというふうな意味合いではなくて、実際上の意味としては命令なんですよね。『こうしてほしい』ではなくて、『こうしてください』という意味合いが非常に強いものになる」

加藤綾子キャスター「緊急事態宣言が出されると日本では初のことになるんですが、風間さん、この可能性についてはいかがでしょう?」

フジテレビ・風間晋解説委員「政府は、特に今週末の前に感染者の爆発的な増加があった場合、やはり週末に後手に回るのはまずいということで、いつでも緊急事態宣言を出せる準備だけは今のうちにしておこうという、そういう考え方なんだと思います」