民間の信用調査会社によると岩手県内の9割の企業が新型コロナウィルスの影響を受けていることが分かった。

東京商工リサーチ盛岡支店では3月2日から8日にかけて、県内の企業にアンケートを行い221社から回答を得ました。

このうち97社が「すでに影響が出ている」、105社が「今後影響が出る可能性がある」と回答していて、あわせると9割にのぼった。

2月に実施されたアンケートでは何らかの「影響がある」と答えた企業が全体の47%だったのに対し、約3週間で2倍ほどに上昇した。

この結果を受け、専門家は…

東京商工リサーチ盛岡支店 佐藤正彦課長

「今回のコロナの影響は、地域や業種、企業規模に関わらず影響が広がっているのが特徴。なのでこのくらい影響が大きくなってきているのだと思います」

すでに影響がでていると回答した97社を業種別で見ると、サービス業などの23.7%が最多で、製造業の19.5%と卸売業の18.5%が続いた。

具体的には「イベントや展示会の延期・中止」と答えた企業が54社と最も多く、次いで、売り上げの減少などがあげられた。

また、前年同月と売上高を比べると6割の企業が前年を下回る結果となり、今後の経営に不安を感じる企業が多くなっている。

東京商工リサーチ盛岡支店 佐藤正彦課長

「これが長引いてくると、売り上げの減少・収入の減少に、3月4月の決算を迎える時期がまいりますので、大事な局面だと思います」

オリンピックが1年程度延期されることで、観光業や五輪関連の商品を扱う企業は影響を大きく受けると見られている。

経営の悪化により新卒の採用活動にも影響が出てくることが懸念されている。