バスやタクシーに長蛇の列…歩いて帰宅する人たちも

6月18日午前7時58分ごろ、大阪北部を震源とした震度6弱の地震が発生。

週明けの朝、通勤・通学の時間帯を直撃し、その影響は帰宅ラッシュの時間まで続いた。

鉄道の多くが運転を見合わせる中、午後6時ごろの大阪市内にかかる新淀川大橋では、歩いて帰宅する人でごった返した。

午後10時30分ごろの大阪・豊中市内のバス停には、鉄道が動かないことでバスで帰宅しようとする人が続出し、長蛇の列ができ、ダイヤの乱れも発生した。

こうした交通マヒは、朝のラッシュを襲った地震発生直後から起きていた。

地震発生直後の地下鉄の駅では、運転見合わせとなり、改札に多くの人があふれた。

JR新大阪駅では、入場規制を実施し、改札付近には駅員が用意したというブルーシートに利用客たちは座り、疲れた様子で電車を待っていた。

また、JR新大阪駅の外では、電車の利用ができないため、タクシー乗り場には長蛇の列ができ、午後9時ごろに再び訪れると、変わらずタクシーを待つ人たちで長い列ができていた。

交通マヒは鉄道にとどまらず、道路でも。

昼過ぎには、通行止めとなっていた名神高速道路、阪神高速道路とも全線開通となったが、この影響で一般道では大渋滞となった場所もあった。

密室状態の満員電車での注意点

地震発生直後から夜遅くまで電車にバス、道路の交通マヒ…。

危機管理に詳しい防災システム研究所の山村武彦所長に、帰宅困難者が出るほど交通網の混乱が長引いた原因など聞いた。

ーー朝の通勤ラッシュに地震が直撃。鉄道の運転見合わせが長引いた理由は?

鉄道は一定の震度以上になると、安全確認を徹底してやらないといけません。

どうしても復旧までに時間がかかってしまいます。特に、都市部の場合は過密ダイヤと人が集中していることで、一度停車して安全確認をすると、大混乱に陥ってしまうということが多いです。

ーー止まった電車から降りて線路を避難する映像では、ぐったりして人に抱えられながら線路を歩く男性の姿も見受けられました。

密室状態で超満員の電車で、窓も開かない電車も一部あります。

そのため、気分を悪くしたり、脱水症状の危険性もあります。

ーー今回のような場合、注意すべき点は?

急ブレーキに備えることが大事。満員電車は急停車によって、人の重みがかかり、人によってはその重みが多数押し寄せて凶器になることもあります。

そういったことを防ぐためには、今ほとんどの方がスマホを持っていますから、緊急地震速報が鳴ったらつり革や手すりにつかまってください。

そして、揺れや急ブレーキに備えて、踏ん張ることが大事です。


ーー高速道路は一時通行止めとなり、一般も渋滞しました。なぜ、こういったことが起こるのでしょうか。

高速道路も一般には安全点検が必要です。

一般道は地震の影響であちこちで通行止めになってしまうことで、通れる道路に車が集中することで、大渋滞が起きやすいです。

極力、地震の時には車を利用しないようにしてください。

ーー「シマウマ脱走」や「京セラドームに亀裂」など、地震が起きた後にSNSで『デマ』情報が拡散してしまいました。

不確かな情報は拡散しないこともマナーです。

(「めざましテレビ」6月19日放送分)