元モーニング娘。でタレントの吉澤ひとみ容疑者(33)が起こした、衝撃的な飲酒ひき逃げ事件。
7日、送検された吉澤容疑者からは、基準値の4倍近いアルコールが検出されていたことがわかった。

「戻れ」の声を無視…アルコールは基準値の4倍

事件が起きたのは、6日午前7時ごろ。
吉澤容疑者は中野区の路上で、酒を飲んだ状態で車を運転し、赤信号を無視して、自転車に乗っていた女性(20代)と接触。
女性とその近くにいた男性(40代)に軽傷を負わせたうえ、その場から逃走したとして、酒気帯び運転やひき逃げなどの疑いで警視庁に逮捕された。

かなりの勢いで自転車と接触したとみられ、車体の左前部分とナンバープレートが大きくへこんだ、吉澤容疑者のワンボックスカー。
吉澤容疑者の車は自転車と接触後、いったん停車するような動きを見せたものの、そのまま直進したという。

事件を目撃した人は「白いワンボックスの車がスーッと行ったので、バイクの人が『戻れよお前!』って言ったけど、車ごと行っちゃった」と証言しており、吉澤容疑者は60メートル先の信号でふたたび停止したが、車から降りることなくその場を立ち去ったという。

吉澤容疑者は現場から逃走したおよそ15分後に自ら「自転車をひいてしまった」と110番通報。
酒気帯び運転とされる基準値は「呼気1リットル中のアルコール量0.15ミリグラム」だが、現場でのアルコール検査によると、実に基準値の4倍近い0.58ミリグラムが検出されたという。

事故当日の6日、吉澤容疑者は出席予定だったイベントを急遽欠席。
一緒に出席する予定だった元モーニング娘。の保田圭さんは「(吉澤容疑者の欠席理由は)ちょっと私もあんまりよくわからないんですけど、急遽、都合でってことだったんで、申し訳ありません」と、困惑した様子を見せていた。

吉澤容疑者の所属事務所は「このような事態となりましたことは誠に遺憾であり、この度の件でご迷惑をおかけしている全ての皆様に所属事務所として心よりお詫び申し上げます。今後、詳細が分かり次第、厳正に対処してまいります」とコメントを発表。
また、NHKは、今月24日放送予定だった、吉澤容疑者出演のドラマ『越谷サイコー』の放送を中止すると発表した。

"交通事故被害者"として安全運転をよびかけていた

吉澤容疑者は2000年、テレビ番組のオーディションに合格し、当時人気絶頂だったモーニング娘。の4期メンバーとして加入。
2005年からは4代目リーダーとしてグループを牽引し、フットサルチームのキャプテンも務め普及活動に力を注いできた。

2007年に当時16歳だった弟が自転車を運転中、車にはねられて亡くなるという痛ましい事故が起きて以来、吉澤容疑者は地元・埼玉県でたびたび交通安全のキャンペーンに参加し、安全を呼びかけてきた。

2016年には春の交通安全キャンペーンのモデルを務め、一日警察署長も務めていた際、自身のブログで「最近は自転車での交通事故が特に増えているそうです。私も最近はあまり乗れていませんが、自転車は左側通行、車道を走る、ヘルメット着用を心掛けてルール、マナーを守り快適に乗りたいですね」と、安全運転を呼びかけていた。

しかし、2017年9月には、車を運転中に対向車と衝突する事故を起こし、ブログで謝罪。
「対向車に乗車されていた方、お仕事の関係者の方々にはご迷惑をおかけしました、心よりお詫び申し上げます」と反省の言葉をつづっていた。

人気アイドルとして脚光を浴び、結婚・出産と順風満帆な人生を送っていた吉澤容疑者。

警視庁の調べに対し、吉澤容疑者は「お酒が体に入った状態で車に乗り、自転車にぶつかって立ち去ったことは間違いない」と容疑を認める供述をしている一方で、逮捕時には"ひき逃げ"の状況について「逃げるつもりはなく、駐車車両があったため止まれなかった」と説明していたという。

警視庁は現場の状況から車を止めるスペースはあったとみており、また、吉澤容疑者が飲んだと話す酒の量と、実際に検出されたアルコールの数値にズレがあることから、警視庁は飲酒量を少なめに申告しているとみて、引き続き調べを進めている。


(「プライムニュース イブニング」9月7日放送分より)