東京オリンピック・パラリンピックの延期は選手はもちろん秋田県民にも困惑や動揺が広がっている。

 しかし、この延期をパラスポーツを普及させるチャンスとして前向きに捉えている人たちもいる。

 東京パラリンピックの正式種目のひとつ「ボッチャ」。

 ボッチャはボールを投げて目印までの距離を競う「陸上のカーリング」といわれている競技で、秋田県大館市がタイ代表チームの事前合宿地となっている。

 大会の開催が延期になり落胆や戸惑いの声が聞かれる中、障害者スポーツの普及に取り組む団体は競技の裾野を広げる期間が増えたと前向きに捉えている。

 県内にはボッチャのクラブチームが1団体あり競技人口も年々増加しているものの日本代表になるにはより高い技術や競技する場が求められるという。

 ボッチャは2021年の全国障害者スポーツ大会の正式種目になることが決まっていて、県大会でもことしから採用される。

 佐藤慶子スポーツ推進員は「秋田からパラを目指す選手が増えてほしいし1人でも多く大会を目指す人が増えてほしい」と話す。

 この1年を逆風と見るか、追い風と見るか、思いはさまざまなようだ。