120本のガス抜き作業をしていた

不動産仲介業者の統括責任者
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不動産仲介業者の統括責任者:
12月18日から店舗改装の予定があって、その改装準備のために在庫を処分していた。最初、昼間に外で4本くらい噴射・在庫処理をしていたんですけども、通られる方に「何やってるの?」という目で見られたのか、「マズイね」ってなって、営業終了後に店内で全部噴射したと。処分したのはすべて未使用と聞いています。箱でって聞いてたんで。


16日夜、札幌市・豊平区で飲食店や不動産会社などが入る建物で起きた大規模爆発について、当時の状況を語った不動産仲介業者の統括責任者。爆発の引き金になったとみられているのが、スプレー缶のガスだ。

飲食店に隣接する不動産会社では当時、店長と従業員が2人でスプレー缶120本のガス抜き作業を行っていた。

「通常、危険な商品ではない」

賃貸物件のクリーニングの際、室内を除菌・消臭するために用いられているというスプレー。
販売元によると、不動産業者向けの商品で、缶の裏には「危険」や「極めて可燃性・引火性が高い」などの注意書きが並び、「火のもとは全て消し、ガスの元栓を閉めブレーカーをOFF」にしなければならないとも書かれている。また、注意すべきものの1つに「湯沸し器」もあげられていた。


スプレーの販売元:
通常の使い方であれば、危険な商品ではない。正直びっくりしている。

通常の使用イメージ

通常は8畳の部屋に1本を使用するというスプレー。
部屋を閉めた状態で、室内の中央に置いてからスイッチを押すと、中身が4分間噴射される。そして、使用後は必ず換気をしなければならない。

しかし事故発生前、30代の店長と20代の従業員は、閉め切った室内でガス抜き作業を行い、換気しないまま湯沸し器に火をつけたところ、爆発が起きたとのこと。また、販売元によると、爆発のあった店舗には月に1回、30本入りの箱が納品されていたという。

しかし今回、廃棄処理されていた本数は4か月分にもあたる約120本だ。それほどの量のスプレー缶を一気に処理する必要はあったのだろうか。

今回の使用イメージ

不動産仲介業者の統括責任者:
本人に伺ったら、ただ単に在庫処理。心機一転、店舗改装するので在庫処理という名目でやってしまいましたと。通常、店舗には常時60本ぐらい在庫があるというサイクルでして、だから在庫で100本あるというのは、一応あり得ないかなと。実際にお客様のところで使っていなかったというのも考えられます。


42人が負傷し、広範囲の建物などに被害が出た今回の大規模爆発。今後、捜査はどのように進展していくのだろうか。
 

若狭勝弁護士:
失火罪か、もしくは業務上過失致傷罪。会社の業務としてスプレーなどを安全に取り扱う注意義務があるのに、それを十分に行わなかったがために、結果として負傷者を出してしまったということで、業務上過失致傷罪というふうに問われる可能性があると思います。

アパマンショップリーシング北海道・佐藤大生社長

今回の件に関して、18日17時30分過ぎに、不動産仲介会社「アパマンショップリーシング北海道」の佐藤大生社長が会見を開き、謝罪した。

(「プライムニュース イブニング」12月18日放送分より)