「ポスト安倍」の「岸破義信」とは?
「岸破義信(きしばよしのぶ)」という言葉をご存知だろうか?
実はこれ、「ポスト安倍」として注目されている岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、加藤勝信総務会長を指す言葉だ。
8月16日から山梨県の河口湖で過ごしている安倍首相は、9月前半にも行う見通しの内閣改造と自民党役員人事の構想を河口湖で練っているとみられ、「ポスト安倍」と目されるこの4人をどう処遇するのか非常に重要な局面を迎えている。
「ポスト安倍」めぐり"衝撃発言"が・・・
こうした中、岸田派の重鎮である古賀誠元幹事長は8月20日放送のBSフジの「プライムニュース」に出演し、政権を担ってほしいとして菅官房長官の名前を挙げたことで大きな波紋を呼んでいる。
古賀元幹事長:
同じ土のにおいがするから余計僕は菅さんに政権を担ってもらいたい…
古賀元幹事長:
(岸田氏は)ポスト安倍さんであることには間違いないが…
古賀元幹事長:
修羅場とか政治センスという意味では、あとひと苦労 ふた苦労してもいいんじゃないか…
"後見人"古賀氏にはしごを外された!?
岸田派は過去には大平正芳氏や宮沢喜一氏などの総理大臣を輩出した名門派閥で岸田氏はその派閥の期待を集めた現在のトップだ。
岸田氏本人もこれまで「令和の時代に岸田派が日本をリードしていく」などとたびたび「ポスト安倍」に意欲を示していたが古賀氏の今回の発言はまさに後見人からはしごを外された形となった。
一方、「令和おじさん」として知名度を上げた菅氏にとっては追い風とみられる。
自民党内では存在感を増す菅氏に加えて、菅氏と親密な関係の小泉進次郎氏の動向も注目されていて、古賀氏の発言は9月に予定されている人事に影響を与える可能性がある。
(Live News days 8月21日放送分)