熊本市電の祇園橋電停近くにある民謡『おてもやん』をモデルにした『イネとオテモ』像や九州新幹線新玉名駅の『金栗四三像』などを制作した熊本大学教育学部教授・緒方信行さん(65)の個展が熊本市の県立美術館分館で開かれています。彫刻が専門の緒方さんは小・中学校教員を経て2008年から熊大に勤務。今月末に定年退職を迎え43年間の教員生活に別れを告げます。「作品は全く新しい一人が世の中に出てくるような感じがする。〝我が子〟でもある」と言う緒方さんの教員生活集大成の個展。これまで手掛けたブロンズ像の原型など約90点が並びます。去年制作の『明日に生きる』は、菊池恵楓園の入所者の手をモチーフに熊大生たちと一緒に作ったもの(普段は菊池恵楓園に展示)。緒方さんは「『直接作品と語り合ってほしい』というのが私たち彫刻家の希望。作品自体の願いでもある」と話しています。『緒方信行彫刻展Ⅱ』は県立美術館分館で29日まで、入場無料です。