ランナーなしの形式も懸念されていた聖火リレーだが、組織委員会は大会に合わせて新たな日程を定めるとしている。開催を待つ岩手県内のランナーたちにそれぞれの思いを聞いた。

大船渡市の聖火ランナー・熊谷侑希さん

「ランタンが行けば終わりだと思っていたので、希望がつながったような感じ」

3月23日、大船渡市に飾られていた「復興の火」。大船渡市を走る聖火ランナーの熊谷侑希さんは自身がつなぐ聖火を見に来ていた。延期が決まった今もリレーにかける思いは変わらない。

震災直後から被災地で運動教室を開いてた熊谷さん。

復興の途中で各地に離れ離れになった被災者のために走りたいという。

大船渡市の聖火ランナー・熊谷侑希さん

「私を介して、元気かなとやり取りをしていた。私が走るとなったらきっと見に来てくれてその人同士が合えるきっかけになるかなと思った」

「開催される頃には安心して外に出られると思うので、会いたい人との再会を楽しんでほしい」

同じく大船渡市で被災した聖火ランナーは…

金野広充さん

「(どんな形での開催が望ましい?)津波の時も家を流されて大変だったけれど、前を向いて進んでいくしかない。どういう状況になろうと関係ない」

「いったん中止になったものがまた再開されるということに喜びを感じてほしい。その喜びをみんなで分かち合いたい」

また今回の聖火ランナーでありアルベールビルオリンピックで金メダルを獲得した三ヶ田礼一さんはアスリートとしても前向きな意見だ。

三ヶ田礼一さん

「練習もなかなかできない状況の中で、オリンピックが開催されたとしてもベストなパフォーマンスができるのか。こういう選択も良い形になるのではないか。本当の本番を楽しみに待ちたいなと思う」

組織委員会はランナーについて「現在のランナーが優先的に参加できるようにしたい」としている。