聖火リレーは中止となりましたが、この日のために準備していたランナーは、そしてボランティアの皆さんはどうなってしまうのでしょうか。

 聖火リレーは当初、2020年3月26日に福島県をスタート、6月14日、15日に北海道内をめぐる予定でした。

 延期の決定で、すでに決まった聖火ランナーが走ることができるのか不安が広がりましたが…

 大会組織委・武藤敏郎 事務総長:「今のランナーの方々に優先的にリレーができるように配慮していきたいと思う」

 大会組織委員会の武藤事務総長はこの様に述べ、ランナーとコースは基本的に維持される考えを示しました

 湯川総夢くん:「本音は1年かって長い感じだけど、しょうがないと思う」

 札幌の小学6年生、湯川総夢くん。

 エスポラーダ北海道のフットサルスクールで活躍している湯川くんは、聖火ランナーに選ばれ、6月15日に札幌ドーム周辺を200メートル走る予定でした。母親は。

 湯川くんの母親:「優先的にということなので1年後に走ってくれると期待しています」

 一方、競技エリアや札幌市内で活動するボランティアへの影響はどうなのでしょうか…。

 今回のオリンピック延期の決定に、競技会場で運営をサポートする予定のボランティアは…。

 大会運営ボランティア・對馬伴幸さん:「マラソンも担当するとなると、来年は大通でも活動していると思う」

 對馬伴幸さん、72歳。1964年の前回大会では、聖火ランナーとして、八雲町と森町を走りました。今回の延期、ボランティアへの影響は?

  對馬伴幸さん:「今の大学4年生のボランティアは、どこに就職するか、勤務形態によっては、無理な方も出てくる」

 開催の時期によっては募集をやり直す必要があるなどの影響も考えられますが、對馬さんは、前向きにとらえています。

 對馬伴幸さん:「1年間の時間を頂いた。この間にボランティアとして何ができるかを考えると、1年間の猶予で、より一層皆さんと一緒に楽しめるのではないか」

 一方、大会を盛り上げようとする試みにも影響が…。

 小出昌範記者:「北海道のサクラの花でおもてなしをしようというプロジェクト。今年は34自治体から枝が集まりました」

 札幌で開かれるマラソンと競歩を、花の咲いた桜を持って応援しようという雪中桜プロジェクト。サクラの枝を雪の中で保存し、オリンピックに合わせて開花させようと準備を進めてきました。

 越智文雄・実行委員長:「来年またチャレンジしたい。復興のシンボルとしてサクラを五輪で使ってほしい」

 3月25日に雪山へ保存したサクラは、7月上旬に取り出して北海道の夏のイベントに使ってもらい、2021年に改めて桜の枝を剪定して保存し、オリンピックのおもてなしに使う予定です。