類似デザインの商品244点をゲームセンターなどに販売

人気アニメ「鬼滅の刃」の正規品と混同させるグッズを販売したなどとして、神奈川県横浜市の輸入販売会社の社長ら4人が、愛知県警に逮捕された。

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緑と黒の市松模様に、ピンクの麻の葉文様…。

これらのマスクを販売したのは、7月28日、愛知県警に逮捕された横浜市の雑貨輸入販売会社「レッドスパイス」の社長・斉藤雪容疑者(52)ら男女4人だ。

4人は2020年8月までの4カ月間に、アニメ「鬼滅の刃」の公式グッズと混同させるデザインの商品244点を愛知県の卸売り業者などに12万円余りで販売するなどした、不正競争防止法違反の疑いが持たれている。

2021年4月、会社のHPに掲載されていたのは「鬼退治グッズ」と称するポーチやパーカーなど数十種類。「滅」の字も入っている。

公式グッズのノートのデザインと比べてみると、炭治郎の市松模様はそのまま。禰豆子の麻の葉文様もそっくりで、色の組み合わせやデザインは「鬼滅の刃」さながらだ。

こうした商品にSNSでは、次のような声があがっている。

<SNSに投稿されたコメント>
「ゲーセンとかにある「鬼滅の刃」のパチモンの鬼退治グッズって、ギリギリのグレーゾーンを攻めているよね」
「パチモンまずいでしょ(笑)ゲーセンで見つけた鬼退治グッズ」

「鬼退治グッズ」が販売された先は、主にゲームセンターだ。愛知県のゲームセンターでも2021年1月、「鬼滅の刃」の公式グッズの中に「鬼退治グッズ」のエコバッグが並んでいた。

「鬼滅の刃」とは一切関係ないと説明 中国から違法輸入の疑いも

「鬼退治グッズ」について、会社に問い合わせると…。

レッドスパイスの社員:
私どもは「鬼滅の刃のグッズ」ではなくて、あくまでも「鬼退治グッズ」として販売しております。連想されるのは個人のご自由ですが、お客さまがおっしゃっているものとは一切関係はない

「鬼滅の刃」とは一切関係ないと断言。その上で「連想するのは個人の自由」と話していた。

しかし2021年4月、愛知県警はレッドスパイスの本社や倉庫などを家宅捜索し、約3万6000点を押収。これまでに約16億7000万円を売り上げていたという。

たとえ伝統的な柄や模様であっても、キャラクターを象徴するデザインのものをいくつも並べることで「鬼滅の刃」を連想させると判断し、逮捕に踏み切った。

「鬼滅の刃」グッズの類似品をめぐり、不正競争防止法違反容疑で摘発するのは全国で初めてだ。

倉庫の近くに住む住民:
(倉庫で働いているのは)中国人だと思いますけどね。中国からの輸入品を日本の各店舗に卸しているって話は聞きました

斉藤容疑者らは、類似の商品を中国から違法に輸入した疑いも持たれている。

警察は4人の認否を明らかにしていないが、流通ルートなどを詳しく調べている。

(東海テレビ)