「飯塚幸三被告人へ」ブログで遺族が呼びかけ

2019年4月、東京・池袋で飯塚幸三被告(90)が運転する車が暴走し、松永真菜さん(当時31)と、娘の莉子ちゃん(当時3)の尊い命が奪われた事故。

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裁判で飯塚被告は自身の責任を認めず「車に何らかの異常があった」と無罪を主張し、検察側は禁錮7年を求刑した。

この事故の遺族である松永拓也さんが、8月5日「飯塚幸三被告人へ」と題されたブログで異例の呼びかけを行った。

松永拓也さんのブログより:
私にこの先何年も、人を恨み続ける道を歩ませないで欲しい。2人の愛してくれた、私らしい私でいさせて欲しいのです。

あなたも人の子であるならば、私の「愛しているからこそ、2人の命を無駄にしたくない」という気持ち、少しだけ想像してみてほしいです。

松永拓也さんのブログより:
あなたの法律上の無罪を主張する権利は尊重しています。正直、私たちはそれにずっと苦しめられてきましたが、罪と罰から逃れようとする事も一定の理解はします。

ですから、このブログは怒りを込めた命令のような意味ではなく、あくまで私の願いを綴るものです。

一審の判決が出たら、もう辞めにしませんか。こんな何も生み出さない無益な争い、もう辞めませんか。

妻が私に教えてくれた、他者に対する愛を、私に残された人生で実践していきたいのです。そして、妻と娘が愛してくれたままの自分らしくありたいのです。

そのために、私はあなたとは争い続けるためにエネルギーをこれ以上使いたくないのです。そんな事より、交通事故をひとつでも無くすための活動に全力を注ぎたいのです。

飯塚被告に争いをやめることを呼びかけた松永さん。

ブログの最後はこう締めくくっている。

松永拓也さんのブログより:
「どうすればこういった事故を無くせるのか」という視点を共に持ちませんか。その為にできる事は、これだけの証拠を前にして「車のせいだ」と言い続けることでは決してないはずです。

それが、あなたが真菜と莉子に出来るせめてもの弔いであり、残された人生で、愛を持って出来る事のひとつなのではないでしょうか。

判決は9月2日に東京地裁で言い渡される。

(「イット!」8月6日放送分より)

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