大分県にあるサルの国「高崎山自然動物園」。

今、群れを取り巻く大騒動が起きている。

それは、群れのメスザルが、初のトップになるかもしれないという。

目を閉じて、くつろぐ姿は、まるで女王様。

メスザルのヤケイ、8歳。
人間でいうと20代半ば、気が強いお姉さん。

ヤケイの下克上が始まったのは、2021年3月。

おサルの婦人会会長だった母親にかみついた。

高崎山自然動物園・藤田忠盛さん「最初はもめていたが、最後は娘の方が圧倒して、(母ザルが)悲鳴を上げて逃げるような状況」

それからは、いつも地位の高いオスが座る切り株の上で、堂々とえさをほおばり、さらに、しっぽを上げてスタッフを威嚇。

高崎山自然動物園・藤田さん「しっぽを上げているのは『自分が偉いんだぞ』という行動。メスでしっぽを上げるのは非常に珍しい」

しかし、サルは体格やパワーの勝るオスが君臨する男社会。

なぜ、メスがトップになろうとしているのだろうか。

考えられるのは、オスザルの高齢化。

現在のボスは、ナンチュウ。

人間でいうと、80歳以上になる。

以下4位までのオスザルも、みんなおじいちゃん。

体力的にも弱っており、闘争心のあるヤケイが目立つようになった。

メスが群れのトップになれば、高崎山では開園以来初めて。

サル社会の動向に注目が集まる。