花壇に咲くユリが見頃を迎えるころ、必ずやってくる一人の男。

防犯カメラが、このユリ泥棒の犯行と犯人確保の一部始終をとらえていた。

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「ユリしか見えない」

7月8日、北海道札幌市。

歩道の脇にある花壇の前に自転車にまたがった男が現れ、かごからハサミを取り出したかと思うと、一輪のユリを切り取り逃走して行った。

手馴れた男の犯行はわずか10秒。

それもそのはず、ユリ泥棒は3年連続で起きていたのだ。

前回の犯行から8日後、またしてもあの男が自転車にまたがりながら花壇の前に。

ハサミを手にユリを切ったその時。

近くで見張っていた被害者男性が駆けつけ男を確保した。

被害者男性は男が逃げないようにチェーンで自転車を固定。

男は左右にハンドルを動かし抵抗する様子を見せていた。

被害者:
あなたはユリしかみえないのか

犯人:
ユリしかみえない

この後男は警察に引き渡された。

2回も“咲き具合”を下見

被害者男性がなぜ現場で張り込んでいたかというと、

被害者:
2回下見に来ている。
これはもう一両日中に犯行に来るのではないかということで。

これまでの防犯カメラ映像から、男が犯行前に2回下見をすることを把握していた。

この2回の下見で、男はユリの咲き具合を確認していたという。

被害者:
あなたはきのうもここを通ってユリの取り頃を視察して

犯人:
通ったかもしれないけど昨日はとっていない

取材班が現場に訪れると見頃を迎えるはずだったユリが無残な姿となっていた。何カ所も鋭利な刃物のようなもので切られた跡が残されている。

盗む理由は「きれいだから」

男はユリを盗んだ理由についてー

被害者:
きれいだからと言っていました。罪悪感もなくやられている

警察は窃盗事件として男から事情を聞くなど捜査を進めている。

被害者:
気持ち的には怒りよりも本当に悲しいですよね。そういう人がいるということは。

「イット!」7月21日放送