食物アレルギーが年々増えてきている。

中でも子供が発症することが多く、患者の9割が11歳以下と言われている。

岩手県紫波町にある洋菓子店では、アレルギーの子供たちもおいしく食べられる卵や牛乳を使わないお菓子を作っている。

紫波町にある洋菓子店「はちすずめ菓子店」。

美容院を改装したレトロな店内には、パイやキッシュが並ぶ。

ここでは食物アレルギーの要因の半分以上を占める卵や牛乳など、動物性の食材を一切使っていない。

夏はお豆腐で作ったクラフティが定番商品。

酒粕でチーズケーキのような味わいに仕上げている。

店主の高橋靜さんは、この店を始める前は保育園で調理師をしていたという。

はちすずめ菓子店 高橋靜 店主

「お誕生日会で(アレルギーの)子だけ別のケーキを食べている場面をいつも見ていて、みんなが一緒に食べられるものを、そしておいしいものを作れたらいいなと思いました」

誕生日ケーキに人気なのが、予約限定で販売している旬の果物をたっぷり乗せたクリームパイ。

クリームの原料は…

はちすずめ菓子店 高橋靜 店主

「県産大豆のお豆腐です。クリームっぽさを出すために、ココナッツオイルを入れています」

一口いただいてみると…

住本結花 アナウンサー

「なめらか!最初に、先ほどおっしゃっていた油脂のおかげなのか、コクがあります。後から自然な豆の風味がふわっと感じる」

果物はできるだけ地元でとれた新鮮なものを農家や産直で仕入れていて、体に優しいだけではなく、おいしく食べられることを大切にしている。

はちすずめ菓子店 高橋靜 店主

「動物性のものを使っていないから、少々味気なくてもいいやとは思えなかった。アレルギーがあって、あれもこれも食べちゃダメだよと言われていた子が、どれでも好きなものを選んでいいよと言われて、嬉しそうにしているのを見ると嬉しい」

アレルギーがある人も無い人も一緒に楽しめる。

高橋さんの優しさが詰まったお菓子は子供たちを笑顔にしている。