この週末、首都圏では大気が不安定に。各地で相次ぐ異常気象とも言える局地的大雨。
その現場をめざまし8が取材しました。

都心でゲリラ豪雨…各地で冠水被害相次ぐ

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11日午後4時ごろ、東京・お台場に降りそそいだ横殴りのゲリラ豪雨。
まだ午後4時頃にもかかわらず、暗い雲がかかり、夜のような状態に。
しかし、南側の上空には晴れ間がみえるところも。
上空の寒気と地上に流れ込んだ暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が不安定になりました。

天達気象防災キャスター:
今、東京・港区の芝公園に来ています。雨は小降りになってきたんですが、道路が一気に降った影響で冠水している状況になっています。私のちょうど足首あたりなんですよ。
でもちょっと下に入ると足首が隠れるくらいの、このくらい冠水になっています。
大雨が降ってから30分くらいたっているんですけど、依然この水がたまるあたり、大きく冠水した状態が続いています。

道路は一部分が冠水。横断歩道も冠水して、通りづらい状態に。

同じ港区のJR新橋駅では、改札前のマンホールから水があふれ出し、駅員たちが懸命に水を掃き出す様子も見受けられました。
また、千代田区でも道路が冠水。さらに渋谷では、スクランブル交差点の情報カメラの映像に、雨と共に、何かが打ち付けるような音が。

記者:
午後4時すぎの渋谷駅前です。大粒のひょうが降ってきました。
みなさん屋根の下に避難をしています。今、雷も光ったように見えます

多くの人が行き交う渋谷に降り注いだのは、10円玉サイズほどのひょう。
11日、都内の広い範囲で確認されました。

「シトシト」という降り方とは違う、まるで台風のようなゲリラ豪雨。
列島各地を襲った大雨や雷、そして、ひょう。
そして、12日も続くとみられる不安定な大気の原因はどこにあるのでしょうか。

ゲリラ豪雨の原因は?夏の高気圧と梅雨前線の仕業

ゲリラ豪雨とは、夏の高気圧が梅雨前線を押し上げることで湿った空気が溜まり、起こる現象をいいます。

天達気象防災キャスター:
いま、南から夏の太平洋高気圧が勢力を強めています。
それにより、梅雨前線を押し上げている状況です。
梅雨明けに近づきますが、まだ夏の高気圧は完全には覆っていません。
今回の特徴は西側が強くて、東側が弱くなっています。
西側は夏の高気圧が押し上げているが、東側は上空の寒気が強いためそうなっています。
この影響で、梅雨明け、もしくは梅雨明けしても、水曜日・木曜日ぐらいまでは非常に不安定な状態が続きます。
強い高気圧が押し合いしていると、ゲリラ豪雨が起こりやすいということなんです。

さらに、今回のゲリラ豪雨にはある特徴があるといいます。

天達気象防災キャスター:
雷雨だけでなく、激しい突風を伴っています。
それだけ空の雷雲から勢いよく、地面に向けて雨と共に空気が引きずり下ろされているということです。
空気が地面に激しくぶつかった影響で四方八方に広がり、突風が発生したと思われます。
さらに11日は気温が30度、その中で氷が降ってくる、これは、それだけ激しい下降気流が起きているということです。
雨雲が発達していたので、そのあと雨と共に非常に強い下降気流が流れ込んだ影響で溶ける間もなく、気温が30度あるのに凍ったまんま落ちてきたのです。

週末の首都圏を襲ったゲリラ豪雨ですが、12日・13日と続く見込みとなっています。
一部では発雷確率が非常に高くでているので、注意が必要です。

(「めざまし8」 7月12日放送)